■2013年の私。

f:id:t_seria:20131231180030j:plain

 

今日は31日。
2013年が終わろうとしています。

毎年、毎年、1年間のスピードが速くなってるのでは?と錯覚するくらいの感覚になる。
のぞみに乗って外の風景を眺めていると、酔いそうでじっくり見ていられないそんな感覚に似ている。
そんな私の2013年を時系列で振り返ってみことに。

恐ろしく長文です。
気が向いたら読んでくださいw。

1月。

たいてい1月は軽井沢オープンに参加するところから始まる。
どんなメンバーと出たか、もう、覚えていないw。
もうひとつのイベントは北海道へのスキー。
何だか仕事が忙しい時期だったので、パソコンを持っていたのが運のつき。
ゲレンデにいるとき以外は部屋で仕事してた、そんな気がする。
しかもこの時期の北海道に雨に降られるついてない旅行でした。
ああ、雨女から抜け出せない。

2月。

四大陸選手権を見に大阪に遠征。
このチケットが私の手元にたどり着いたのはひとつの奇跡。
この大会にゆづが出ると思っていなくて、手配していなかったことを残念に思っていたところ、
会社の同僚の知り合いが譲ってくれるとのこと。
私が、「ゆづが、ゆづが」と普段から、口にしていたので、覚えてくれていたらしく。
そして、とっても仲良くなったゆづ友さんともこの四大陸で一緒に観戦したのが始まりでした。
いまは月に一回くらい、ご飯を食べながら、ゆづを語り合うことも、度々。
素敵な出会いに感謝。
もうひとつのイベントは「あさまラブリエ」というカーリング大会。
女性のための大会で、いつも執事がいろいろ頑張ってくれる、素敵な大会です。
試合よりも、お嬢様のように扱っていただける、それが楽しくて、遊びにいっています。


3月。

世界フィギュアでゆづを見て、あり得ないほど泣いた日々でした。
ショートの日はリアルタイムで見れず、そのあとも結果を聞いてほとんど見れず。
その日、行くはずだった指田さんのライブにも行けず、どん底。
勝つ、負けるではなく、自分の思った演技ができなかったことがあまりにも切なくて。

実はこのショートの次の日。
カーリング仲間がミックスダブルスの世界選手権に出場することになって壮行会の幹事をしていて、
嬉しいこと、と切ない気持ちの入り交じった何とも言えない一日になったのを今でも覚えています。

翌日、フリーでゆづが満身創痍のなか、すべてのジャンプを跳びきったのをライブストリーミングで見ながら、
ジャンプが決まるたびに、号泣したのも、今では懐かしい思い出。

仕事ではあるお客様に製品のよさを分かっていただき、バタバタとご購入いただき、とても嬉しかったのを覚えています。
あまりに3月末にギリギリで事務手続きが恐ろしいことになっていましたがw。


4月。

この月はカーリング月間。
しゃぶしゃぶが食べられるCASカップ。
ここではその日、二十歳の誕生日を迎えるカーラーと知り合うことに。
20歳の誕生日にカーリングに一人で来ちゃうようなカーリング好き。
若くて、これからの彼がどんなカーラーに育っていくのか、本当に楽しみです。
頑張れ!

そして、青森で開催されるお花見カーリングに参戦。
たっぷり観光して帰ってくる気まんまんだったのに、思いのほか、勝ってしまいたくさん試合ができました。
青森で感動したのは、食べ物。
透明で綺麗だったイカ。柔らかいのに歯ごたえのあるホタテ。
そして、自分で好きな具材を乗っけてつくる「のっけ丼」
美味しいものを食べるということは本当に幸せなこと。
そして、いつもいつも温かく迎えてくれる東北の方々とお会いできる貴重な機会。
もう、帰りの新幹線で、来年も来ようね、と話をしていたくらいでした。

5月。

カーリング月間、続く。
岡谷で開かれるやまびこカップ、そして、信州グランプリ、最後は山中湖の月例大会。
3週連続カーリング。
やっぱり、馬鹿、なんだよね、私w。
やまびこカップでは夜に「カードゲーム」にどっぷり嵌り。
酔っぱらいながら、やった「さるやま」最高で、自分で買っちゃった!
ルールが簡単で、でも性格が出るようなゲームは燃えますね。


6月。

後半に向けて、大きく舵を切った月。
Art on ICEというアイスショーを見に行き、カナダ行きを決めた月。
ゆづがグランプリシリーズで日本に来ないことが分かっての決断。
ここでも、ゆづ友さんが一緒だったから、その流れに勢いがついたのかもしれない。

あとはやっぱりカーリング。
軽井沢でミックスオープン大会に参加。

締めくくりはDream on ICE。
母を連れて新横浜へ。
この日は最前列。
そして、「パリの散歩道」を見るのに一番のポジション。
これ以上、虜にさせてどうするの?という1日。

ここまで書いていて気づく。
私の週末にはカーリングとフィギュアしかない、らしいw。


7月。

この頃、仕事上の役割がちょっと変わることに。
やることは変わらないのだけど、新しい人間関係を作るのにちょっとだけ苦労。
関わる人が多すぎて、名前が覚えられないw。

そんな中で、仕事仲間と福岡へFaOIを見に。
12月、グランプリファイナルでここに帰ってくることを願いながら。
女の子との2人旅はお食事も充実してて楽しい。
福岡で食べた、もろもろ、本当に美味しかったんだよね。
特に水炊き。

ゆづのStoryは私の好きなプログラムのひとつになりました。
そして、ここから、ゆづ不足の日々が10月のカナダまで続きます。

この頃は出張で札幌に行ったり、静岡に行ったり、していて忙しかったな。
あと、缶詰で受けた研修で、英語づけで死にそうにもなってたりして。
そう、ようやく転職して、1年になっていました。
振り返る暇がないくらいバタバタした毎日。
前の環境と比べると自由度は高くなったけど、仕事量は増えました。
それでも今はこの環境が気に入っています。

職場に女性が多くなったので、ランチに一緒に行く、なんてこともあるのですが、
前の会社にいたときにはそんなことは想像もできなかったので、新鮮でした。

8月。

毎年参加している夏のカーリング大会。
山梨オープンに参加。
この大会は今年でいったんお休み、と聞いたのでちゃんと参加しなきゃ、と。
勝つと桃の頂ける大会で、ちょこっとだけ、頂いて帰りました。
幸せでした。

この大会のあった日、甲府は41度を超える暑い暑い日でした。
そんな中でのカーリングってとても贅沢だよね。
さらに実家が近いからと差し入れを持ってきてくれた肉食仲間。
会場の寒さに驚いていました。
今度は一緒にカーリングしましょう。

もうひとつは今年のチャレンジ。
やったことないことに挑戦する、というそれ。
ラフティング。
雨のあとで水量が多くて、とてもダイナミックで楽しかった!
年にひとつは挑戦してる、チャレンジ。
来年は何にしよう。

9月。

この月は外でのお食事がとても多かった月。
スイーツの会があったり、文房具カフェにデビューしたり、美味しいものを食べる会のみなさんとイカセンターに行ったり。
北からのいらしたおじさまと新宿でお茶をしたり。
何となく関係が続く人たちって、何か共通点があったり、新しいことに気づかせてくれる人たちだな、と思うんです。
素晴らしいみなさんのおかげでいつも私は楽しく過ごさせてもらってるな、と。

もうひとつ、大きな出来事は上高地にハイキングに行ったこと。
15Kmを歩いてくたくただったけれど、あまりの素晴らしさに日本の中にこんな素晴らしいところがあることを再確認。
次はもうちょっと高いところまで登りたいな、と思いながら、挑戦は来年かな。

10月。

しょっぱなから2週連続でカーリング大会に参加。
片方はミックスダブルスという男女2人でやるカーリングで体力勝負。
信州オープンは何となくなりゆきで。

ゆづはフィンランディア杯で優勝からシーズン開幕。
さい先のいいスタートだな、と思っていました。

そして、この月、後半はスケートカナダを見にセントジョンまで行きました。
何せ遠い。
カナダの端っこまで、行くはめになるとは思いもよらず。
ここでも新しい出会いが。
現地観戦にきた新たな方々とお友達に。
北米の量の多いお食事を一緒にシェアさせていただきました。
その後も福岡、全日本のさいたまで一緒にご飯を食べたり、楽しくおしゃべりしたりができるようになり、フィギュアオタクになったことでまた人の輪が広がっていくのを感じました。
大人になってからそうやってお友達が増えるってあまりないよね。
とても素敵なことだな、と本当に思います。

11月。

この月もカーリング月間。
気づいたら、3週連続でカーリングしてた。
フィギュアに軸足が動いたと思ってたけど、そんなことはなかったw。
実業団大会では、いつも一緒にチームをくんだことのないメンバーと組んで挑戦したもの楽しかった!
いろんな人と一緒にやると、いろんなものが見えてきて,カーリングの奥深さにまた嵌るのでした。

12月。

グランプリファイナルを見に福岡へ。
ゆづが優勝して、それをたくさんの人たちと分かち合えて幸せでした。
また、足を伸ばして長崎で食べた皿うどん、ちゃんぽんも美味しかった。
遠征の醍醐味だよね、これ。

そして、運命の全日本選手権
今年は母を連れて行きました。
そう、アイスショーですっかり嵌ってしまったので。
激戦をゆづが戦い抜いて、ソチの切符を手に入れることができて本当に、よかった。
あと、初観戦のお友達にもチケットを用意してのですが、生観戦のよさを分かっていただけたらしく、
また、一緒に見に来ることもできるのが楽しみです。

この月はカーリングは控えめ。
ちょっとだけ、御代田でカーリング。
〆は野沢温泉にスキーに。
スキーはそこそこやって、温泉を堪能。
雨女の私にしては珍しく晴天。


あまりに景色が素晴らしくて、そんな景色とともに私の1年が終わっていくのでした。


はあ、振り返ったら、遊んでばかりね、私w。
その合間に仕事をしてます。あ、だから忙しいのか。

そんなこんなで何とか、31日のうちに振り返ることができました。
一緒に遊んでくれたみなさん、本当にありがとう。
みなさんがいてくれるから、私は元気で楽しい日々を過ごしているのだと思います。
そう、いろんなエネルギーをいろんな方から頂いています。

来年はソチオリンピック
カーリングも、フィギュアも追いかける私にとっては、またまた忙しい日々ですが、
4年に1度のスポーツの祭典を楽しもうと思います。

みなさん、また、来年も遊んでくださいね。

【Travel】上高地は「神垣内」

f:id:t_seria:20130921083620j:plain

先週、上高地にハイキングに行ってきました。
バスで東京を前日に出て、翌日の5時半ごろ現地につくツアーです。

 

昨年は同じくらいの時期に「尾瀬」に行ったので、今度はちょっと違うところへくらいの軽い気持ちで上高地を選びました。
普段は徹底的な雨女のはずの私でしたが、当日はとてもとてもいい天気でした。

寒いだろうことは覚悟していったのですが、現地について、バスから降りて最初に感じたことは、やっぱり、寒い!でした。
次はもうちょっと、防寒対策に気を使います。

大正池から徐々に奥を目指すコースで歩くことにして、ちょうど日の出と同じくらいの時間に歩き始めました。

最初に驚いたのはその水の綺麗さ。
川や池でこんなに透明な水は見たことがない、というくらい綺麗。
水の中がくっきりみえるのも凄かったのですが、何よりもびっくりしたのは景色が水に映り込む姿。
まるで鏡に映したかのようにくっきり。
目に映る景色も凄かったのですが、スマートフォンで撮った写真ですらそれがくっきり切り取れるということが衝撃的でした。
f:id:t_seria:20130928211336p:plain

大正池から合羽橋辺りまで歩いて、朝ご飯。
途中で買ってきたおにぎりと、売店で買った豚まん。
あまりにも寒かったので、豚まんの温かさと缶コーヒーで一息。

 

周りの人の装備を見るとガッツリ山登りの人たちが多かったので、どうなることやらと思いましたが、ここには私のようにハイキングで来る人と、そこから本格的に山に登る人の両方が混じってるのか、ということに途中で気づきます。

 

朝ご飯のあと、ひたすら、ひたすら歩いて、徳沢にたどり着きます。
ここで昼ご飯。
野沢菜炒飯とおでんで休憩。
普段、歩き馴れていないので、そろそろいろいろなところにガタが出てきます。

 

f:id:t_seria:20130921084736j:plain

でも、景色の美しさと美味しい空気に、気づくと前に向かって歩いている自分がいました。

歩きながらこの景色をもっと、上から見てみたい、と思いましたが、今回は無理。
少し歩き馴れて来年は山を少し登りたいな、と思うようになっていました。
それほど、快晴の上高地は素敵なところでした。

 

山にも登りたいけれど、少し長く滞在して、モノを書くとかそんな過ごし方をしてもいいなと妄想も広がります。

 

f:id:t_seria:20130921134229j:plain

 

帰ってきて調べたら、もともと「上高地」は「神垣内」と表記されいたそうです。
そう、神がいる場所と言われてもすっとそれが腹に落ちるくらい素敵なところでした。

自然の中を歩く、ということを少し楽しめるようになった自分にちょっと驚きです。

来年の目標は「涸沢」まで登ることになりました。
1年がかりで準備すれば、何とかなるかな?

【Drama】半沢直樹のない日曜日

f:id:t_seria:20130928201153p:plain

夏クールのドラマで私のココロを捉えて離さなかったのは、「半沢直樹」でした。
もの凄く珍しく、ほぼオンタイムでドラマを見ていました。
その時間が待ちきれないと思うドラマだったんだろうな、と思います。

 

「なぜ、これが流行ったのか?」についてはたくさんの人が分析しているので、私は言及しませんが、私にとっても衝撃的なドラマだったので、ふと、明日が日曜日なのに、半沢直樹にはもう会えないのか、と思うと寂しい気持ちになります。

きっと、私のような気持ちになっている人もいるのではないでしょうか?

社会人を経験したことがあれば、多かれ少なかれ組織に対する矛盾は感じたことがあると思います。
自分の常識と組織の常識が会わないこともいろいろあるでしょう。
たとえ、自分が正しいと思っていても、言葉にも、行動にもできず、諦めたこともあると思います。

半沢直樹を見ていると、正しいことを、真っすぐに貫こうとするその姿に羨ましさを感じるのかもしれない。
だって、実際にあんなことを社員がやってたら、あんなに活躍する前にスポイルされる気がするもの。
そういう組織の理論を超えたあのパワーに私も勇気をもらっていたのかな、とも思います。

 

このドラマの出演者の中では半沢直樹の奥さん「はな」さんが一番、素敵でした。
こんな素敵な奥さん、最近、見ないんじゃないかな?
(自分がなれるか、どうかは言及しないけどね)
人を支えるって、こういう温かさと、さりげなさと、そして押し付けがましくない思いやりだなと感じれたから。
男ばっかりでむさ苦しいドラマだったのに、どこかほっとしたのは彼女とのやりとりが微笑ましかったからかもしれません。

最後のシーンで、半沢の出向が伝えられたとき、納得してる自分がいました。
ドラマを楽しみたくて、小説は読まなかったので、ドラマでは細部が語られなかったことをtwitterでも見ましたが、それでも、そうなるだろうことが想像できました。

 

大和田常務との確執がやったことを言及するだけにとどまらず、その人そのものを最後に攻撃していたのが、半沢の弱さだ思えたし、それだからこそ、あの結果になった。
やり過ぎは、やっぱ駄目なんだよね。

 

ぜひ、この物語の続きを読みたくて、今、本を買うかどうかを迷っています。
でも、やっぱり、あのキャストでの半沢直樹というドラマで見たい自分もいます。

 

もう一度、最初から全部みたいな。
DVDとか買っちゃうかも。

 

 小説群はこちら↓

    

 

【Movie】久々の試写会、衝撃のインタビュー -「STEVE JOBS 1995 〜失われたインタビュー〜」

f:id:t_seria:20130925231059j:plain

お友達に誘われて映画の試写会に行きました。
何年ぶりでしょう。
何だか、とってもワクワクして、会場に着きました。

 

その映画は「STEVE JOBS 1995 〜失われたインタビュー〜」という1995年にドキュメンタリーTVシリーズの番組のジョブズのインタビューのノーカット版。
その番組自体はインタビューの一部を利用して放映されていて、そのマスターテープは消失してしまっていたとのこと。
それが監督のガレージからビデオテープが発見されたため、修復し、映画化したもの。

 

70分のジョブズのロングインタビュー。
ちょうど、ジョブズがアップルに戻る前、NeXTのCEOだったころのインタビュー。

なぜ、コンピューターを作ろうと思ったのか、という話から、ウォズと知り合ってからの発明といういたずらの話、そして、アップルを作るに至った経緯、MACを作ったチームの話、そして、どうやってアップル社から追い出されたかという話まで。

 

とつとつと過去を語る言葉にはよどみがなく、冷静に振り返っている感じの語り口でした。

言葉のひとつひとつが重くて示唆に富んでいます。
それこそ、ひとつひとつ言葉を書き留めたいくらいの衝動に駆られていました。(無理だけど)この人が見ていた世界は、決して私たちの目には映らないそんな世界だったのかもしれません。

「プロセスではなく、コンテンツ」であるとか、
「コンピュータを作ることは目的ではなかった」とか、
「コンピューターはコミュニケーションの道具だ」とか、

すべては彼が作ったものが私たちに教えてくれたことです。

彼は自分で作った、コンピュータすら、スマートフォンやタブレットという新しい道具で陵駕する世界を見ることなく、この世を去ってしまいました。
それでもジョブズは笑うのでしょう、きっと。
「コンピュータを作ることが目的」ではなく、「コミュニケーションのツール」によって人の生活が変わることが、彼の描いた未来なのではないかとの片鱗を感じることができました。

 

そして、彼が語ったその未来は、彼が作った未来でした。
18年もまえ、私たちがようやくインターネットの入り口にたった頃、彼にはもう次の未来が見えていたのでしょうか?
なんという才能だったのでしょう。


間違いなく彼は時代を作って、時代を動かした一人。


もし、彼が癌で命を落とさなかったら、私たちにもっと新しい未来をみせてくれたかもしれないし、私たちをがっかりさせたかもしれません。
それでも、どちらに転んでも、その未来を一緒に見たかった、そんな気持ちがふつふつと湧いていました。


そして、自分を振り返って感じたこと。
本物とまがい物は紙一重で、その境界に私たちは立っている。
どちらを選択するのも私たちの自由。
私は間違えず本物を選びたい、そう感じていました。


本当はもっともっと上手く言葉にできたらと思いつつ、衝撃の大きさにまだ、上手くまとめられていないのは、私の文才のなさです。
なので、ちょっとでも興味のある人はぜひ本物を見てください。
9月28日(土)からユーロスペースで上映されます。
私自身も、もう一度、見たいし、この映像を手元に欲しい、そう強く感じる映像でした。
ITに関わる人は必見の映画だと思います。

 

■STEVE JOBS 1995 〜失われたインタビュー〜

 

 

【Curling】カーリングにまつわるエトセトラ - こんなのスポーツじゃない?!

f:id:t_seria:20130922121636j:plain

 

カーリングの世界最終予選の日本代表決定戦が終わりました。
NHK-BSで女子の試合を見た人も多かったのではないのかな、と思います。
私はカーリングが放映されていて、自分に時間に余裕のあるときは、ツイッターで「カーリング」というキーワードを検索しつつ、見ています。
そのつぶやきの中から、やってみたい!という人に直接、返信したり、作戦に疑問を持ったり、した人になんとなく説明したり。
それもカーリングの裾野を広げる一つの「私にできること」だと思っていて、
本当に、本当に微力だけど、できることからやろうというのが私の信条だから。

そうやって、検索をしているといろんな声も見えてきます。
もちろんネガティブな表現もあります。

「あんなのスポーツじゃない」
「私(俺)でも簡単にできる!」

 

というつぶやきをもすごく、たくさん見ます。
そう、それはものすごく正しくて、そして大きく間違っている意見です。
だって、見ているのは世界を目指す人の試合のはずだから。

確かにカーリングは誰でも環境さえあればできるでしょう。
それは「競技」としてではなく、「趣味」として。
でもね、それはカーリングだけではなく、他のスポーツも同じです。
Twitterでもつぶやきましたが、草野球は誰でも出来ます。
でも、誰でもプロ野球選手になれるわけではないですよね?
同じスポーツをするとしても、身体の作り方は全く違っているのです。

例えば試合の中で、歩く距離。
カーリングのシートは約40Mあります。
試合中、何度も何度も選手は行ったり来たりを繰り返します。
公式戦で1試合は10エンドあります。
1エンドで8投ますので、スキップ以外のメンバーは、1エンドで40*2*8=640M歩くのです。
ま、端から端まで歩くことはないとして大雑把に計算してみますが、それでも600M*10エンド=6000Mですから、6KM。
そもそも、2時間半、ほぼ立ち続けてる、って普通の生活で考えたらものすごく大変だったりしませんか?

そして、デリバリー。
あの姿勢、自宅でやってみたらどうでしょう?
そのままの姿勢で30秒を耐えることですら難しいはずだと思います。
2時間半という長い時間、氷上で体力を奪われながら、同じ姿勢で正しいバランスで、ショットを投げ続ける。
それを1日に何試合もする。
体力も筋力もなくてできる気がしますか?
テレビでも見たような中部電力の女子が決めるダブル、トリプルテイクのようにたくさん石を動かすショットではさらに投げるときの蹴り出しの強い力が必要なので、そうとう鍛えていないとできないのが現状です。
今回、私も試合を見ながら、あんなショットが投げられたら、作戦の幅が広がって楽しいだろうな、と何度、思ったことか。
野良カーラーにはとても、とても難しいショットなのです。

さらにスイープ。
カーリングでは石をより遠くに運んだり、曲がり幅をコントロールするためにスイープをします。
アイスコンディションにも寄りますが、たくさん掃くとき、より強く掃くとき、それなりの体力が必要です。
ポジションの中でもリード、セカンドの選手は自分が投げるとき以外はスイープする役割なので、より体力のいるポジションになります。
なので、世界のチームを見渡すとリード、セカンドは若い選手が担うことが多いのです。

なんか、体力が必要な感じがしてきませんか(笑)?

 

もちろん、やったことのない人が、「スポーツじゃない」と感じるのは仕方のないこと。
でも、カーリングをやっている身近な人間から見ると、少し、寂しい気分になります。なので、こんな記事を書いちゃうのですけどね。
少しでもこのスポーツを知ってほしい、と心のそこから思っているから、おせっかいと思いながらもついつい動いてしまいます。

私を惹きつけて離さない奥の深いスポーツ、カーリングに挑戦してみてください。
まだ切符を取るのはこれからですが、ソチへの切符を手にした北海道銀行やSC軽井沢が活躍したら、なかなか体験レッスンにも申し込めなくなります。
トリノオリンピックの時がまさにそうでした。
やりたい!という人が少ない施設に押しかけて、体験会の予約を取るためにホームページに貼り付いて予約したこともあります。


そして、きっと、「私(俺)にもできる」と思う人は、きっと興味のある人だと思うので、挑戦してみて欲しいのです。

 

 

で、いつ始めるの?
「今でしょ!」