■それは傲慢というモノ 〜誰かにとっての一番と、君にとっての一番は一致しない その1〜

2012年、羽生結弦にハマって、フィギュア沼に足を踏み入れました。
2015年、石川祐希と柳田将洋にハマって、バレーボール沼に足を踏み入れました。

どの沼も底なしで今はどっぷり浸かっています。

どの世界にも独特の世界観があります。
ハマっていく過程でそのことにちょっとづつ気づいたりするのですが、どこにも「自分の世界」を荒らしてほしくないという保守的な「古参」と呼ばれる人たちがいます。
まあ、面倒くさい人たち。

きっと、その人達もハマったきっかけがあったはず。
よく知らない頃もあったはず。
時間が立つとそういうことを忘れてしまうのかもしれません。

最初にハマったフィギュア。
正確にいうと、ハマったのはフィギュアではなく「羽生結弦」でした。
彼のパフォーマンスに惹きつけられてその世界を知りました。
今では応援したい選手もたくさん増えたけれど、彼がいなくてもテレビや動画で応援するかもしれないけれど、海外まで遠征には行かないと思う。
大好きになった人の熱量と、ちょっと気になる人の熱量は全く違います。

フィギュア界隈の面倒くさい人たちは、同じ熱量ですべての選手を応援すべきと主張します。
それは、、、無理です。
私にとっての一番は、フィギュアスケートではなく、羽生結弦だからです。
彼がそれを望んでいない、という主張もわかるけれど、しょうがないんです。
惹きつけられないんだもの。
もしかしたら、もっと魅力的な選手が出てきて、それが彼と変わることがあっても、きっとフィギュアにはならないのだろうとなんとなく自分でもわかっています。

それが悪いことだと思ったことは一度もないし、隠そうとも思いません。

それでも、現地観戦に来てるのに、彼の演技のとき以外は席でしゃべりまくっているとか、他の選手をこき下ろしてるとか、他の選手にコケろ、とか言う人がいいとは思ってはいません。
最低限のマナーは守るべきだと思うので。
それなら、周りに迷惑をかけず、彼しか見ないほうがよっぽどマシです。

私は人との距離感はそんなくらいでいいと思っています。
他人の気持ちなんて、コントロールできるわけないじゃん、自分の気持ちだってコントロール出来ないんだもの。

そして、バレーボール。
こっちも、こっちで、面倒な人を見かけます。
フィギュアに比べると女性比率が低い分、マシかとも思わなくないのですが。


つづく。

■新しいチームの躍動 〜関東大学男子バレー 春季リーグ観戦〜

大学バレーの春季リーグは初めての観戦でした。
石川くん効果?で体育館はどこもちょっと遠いところ。
私が見に行ったのは、福太郎アリーナと小田原アリーナ。

福太郎アリーナは新鎌ヶ谷駅という初めて降り立つ駅にありました。
ま、遠いよね。
しかも、この日はまだ石川くんがいないことがわかっていたので、観客席もガラガラ。
会場の30分くらいまでに最寄り駅についても、いい席で見られるくらいの。
(個人的にはこのくらいの混み具合がありがたいです、、、早起きしなくていいしw)

基本的には中央大学を応援していますが、たくさんの観戦を経て、気になる選手はたくさん増えました。
そして、また、試合を見れば、またまた応援したくなる選手が増えます。
毎試合、パンフレットをめくりながら、何番の子はあの高校の出身で、これがすごいねー、なんて、一緒に観戦している友達と盛り上がります。
はい、確実に沼です。

びっくりしたことのひとつは、1年生が結構、活躍していること。
春高で見た彼らが、違うユニホームを着て、コートに立っている姿はなんだか、ちょっと不思議。
あれ、このユニホーム、違和感あるよね、と思ったりもしながら。

例えば、東海の新井くんとか、中央の土岐くんとか、明治の上林くんとか。
みんなコートの上でも堂々としていて、とても数ヶ月前まで高校生だったとは思えないくらい。
こうやって新しいメンバーが徐々にチームに馴染んで、新しいチームができていくその過程を楽しむのが春季リーグなんだな、と。

小田原では、イタリア帰りの石川くんが登場。
開場を待つ人たちもがっつりと増えてその人気ぶりを再認識。
イタリアで最終戦に出なかったのは怪我だったらしいと聞いてたこともあり、ベンチにいたらいいねくらいの気持ちで私はいたけれど、そういうわけにもいかないのか、早々にコートに出てきました。

今の中央大学のチームは圧倒的な強さを持つ、というよりはまだ、新しいチームを手探りで作っている、という感じのするチームで、常連校の中ではちょっと出遅れた感じが否めません。
そんな中で石川くんが入ってどう戦うのかな?というのも楽しみだったけれど。

この日の石川くんはちょっと体も重そうで、打数も少なめで、無理しない程度に、というのが見え隠れしていました。
それでも、ここぞ、という時に決めきる能力の高さはやはり大学で見ると、周りとはちょっと違うな、というのが見えます。

彼が帰って来る場所は、やっぱりこのチームなんだろうな、と。
やれ試合に出すな、全日本のために怪我の回復に努めよ、という人たちもいるけれど、現地で彼の様子を見たら、彼がこの場所も大事にしたいと思っていることは伝わってきます。

まずはTLで誰かの意見に乗るんじゃなくて、せめて、自分の目でみて、言葉を発したらいいのに。
現地に足を運べなくても、今はリアルタイムだったら、無料で動画が見れるのだし。
いくらか払えば、録画だって見れる。
大きな声を出す前に、自分の目で確かめたらいいよ、何が起こっているか。

切り取られた一部はデフォルメされたもの。
誰かの感情が入った言葉だったり、映像だったり。

大事にしているものなら、ちゃんと自分で見て言葉を発しないと。
不用意な言葉は応援している本人をきっと傷つけたり、嫌な思いをさせたりする。

だから、私は可能な限り現地に足を運ぶし。
真実を知るために自分の目で確かめる。
知らないことを憶測で騒いだりはしない。

ただ、プレーで躍動する彼らを見たいだけだから。
自分の手の及ばないところに文句を垂れ流しても、こんなに心配しているという自己満足でしかないから。

これからもそんな風に観戦を続けていきたいな、と思う、今日この頃。
どの界隈も面倒な人が一定数、いることはよーくわかりました。

次の観戦は来週末。

楽しみなのは学芸大学がどこまで突っ走るか。
怪我しちゃったセッターの内田くんは帰ってこれるのかな?
彼のセットはとてもわくわくする。
学芸のバレーは見ててとっても面白いんだよ。

彼らの快進撃はちょっとした春季のホットトピックだと思う。
早起きしなくていいのは、ちょっと嬉しいw。

■「ヒカリ」あれ 〜柳田将洋の挑戦に思う〜

そのニュースを聞いたとき、あまりに突然のことで受け止めるのにちょっとだけ時間がかかりました。

確かに彼には海外でその力を試して欲しかったけれど。
ただ、もろもろを考えると難しいことかもしれないと思っていたから。
彼の言葉の端からもまだ環境が整っていないことを感じていたから。

 

その時は自分たちが想像したよりも、早く、そして突然にやってきた。
サントリーの柳田くんが次のシーズンは見れないのだという現実を寂しいな、と思いつつも、
目標が定まった人は強いな、と感じていました。

 

今でもOQTで彼らがオリンピックの出場権を逃した時の表情を覚えています。
虚ろに見えて、何かを見据えているようなその眼差しの向こうに何が見えていたのか。
2020年には同じように悔しい思いをしたくないという気持ちが今の選択につながっているのだろうと。

 

この選択ができた彼は本当に強い人だな、と私は感じています。
ラティーナに石川くんが行った時にチームメートの身長を見て、彼でも小さい方だったのを見てたこともあって、柳田くんが海外で活躍するにはどうしてもそこが一つのネックになるだろうと。
移籍先がどこになるかはまだわかりませんが、スタメンで出られるチームがちゃんと見つかるだろうか?とか。
石川くんと同じように最初は言葉で苦労するのだろうか?とか。
正直なところ、心配しようと思ったらきりがなくて。

 

2016-2017シーズン、OQTで、WLで、そして、Vリーグで。
彼の活躍を追い続けました。
OQTを経て、彼がどこへ向かっていくのかをつぶさに見たいと思ったら。
駆り立てられるように練習を見に、箕輪に駆けつけたり。
自分でも驚くほど、駆り立てられていました。

そう、きっと、多分、2020年のコートに間違いなく立つ一人だと信じて疑わなかったから。

サントリーのメンバーとして最後にコートに立つ試合は見に行けなかったけれど。
彼がどんな気持ちでその場に臨んだのかは想像がつきます。
勝って終わりたかっただろうことも。

思いは成就することばかりじゃなく、終わりは突然にやってきます。
微妙な判定で最後の瞬間を迎えたときどんな気持ちだったんでしょうね。
もしかしたら、それが、今の彼の立ち位置なのかもしれません。

そのポテンシャルも、才能も、そして努力も知っているけど、何か足りない。
本人がそれを一番よくわかっているのかもしれません。
そして、彼はその何かを求めに海外という舞台を選んだんじゃないかな、と。

結果がどうなるかなんて、誰にもわからないけど。
もしかしたら想像するより困難が待っているかもしれないけれど。
それさえもきっと、彼を大きく成長させるでしょう。

次にその姿を見る時はきっとその成長に驚かされる気がします。
そんな日が来ることを楽しみに。
笑顔でその旅立ちを見守りたいと思います。

 

■カーリング男子の世界選手権を見よう! 〜NHKの本気は続く〜

女子の出場が決まったところで、今度は男子です。
もう、SC軽井沢の皆様はカナダ入りしているようです。
試合が楽しみでしょうがありません。


ここのところ、カーリングに対するNHKの本気には驚かされてばかりです。
こんな記事も書きました。


そして、今度は男子の世界選手権がなんと、全てライブ放送。
自分の目を疑いました。
NHKさん、間違ってないですよね?男子ですよ、男子。

 

しかも、NHKが見てね!と伝えたい気持ちが満載の雑誌掲載。
まずはNumber。
石川祐希くんの記事を読もうと思って遭遇。
まだ、分かる、スポーツ雑誌。

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で、今週。
「anan」で羽生結弦の記事を読もうと思ったら、こんなところにも。
これ、女性誌ですよ、マジですか。
狙ってますか?女性ファン?

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こんな風にメディアにカーリング男子が露出する時代がやって来たことが本当に嬉しくて。
これをブームで終わらせないように、ぜひ、世界選手権で活躍して、オリンピックに出て、男子のカーリングが面白いことを日本のカーリングファンにもわかってもらえると嬉しいな。

私がヘルシンキから日本に帰ってくる頃にはもう試合が始まっています。
時差ボケが戻らないうちに、男子の試合を追いかけ始めたら、大変なことになりそうです。
こんな嬉しい悲鳴を言葉にできる日がきて本当に、本当に嬉しい。

男子のカーリングが注目を浴びるのは、カーリング界隈の悲願だったんです。
叶うものですね、夢って。
もちろん、それに向かってものすごい努力をした人たちがいたからなんですけどね。

こちらも全力応援。

 

■【速報】カーリング女子、オリンピック出場決定

ネットの波にのって遊んでいたら、嬉しいニュースが。
カーリング女子が来年の平昌オリンピックに参加できることになりました。


カーリングのオリンピック出場はオリンピックの前の2シーズンの世界選手権の順位でポイントがついてその合計値で上位8チームが決まり、残りの2チームが最終予選という大会で出場権を得る、という仕組みになっています。
カーリング女子は今年はアジアの大会で負けてしまったので、世界選手権に出場できませんでした。
絶望的な状況になりそうなところですが、昨年、銀メダルを取る大活躍をしたので、12ポイントという大きな数字を持っていました。

とはいえ、今年の世界選手権の勝敗によっては最終予選に行かなければならない可能性もあったのですが、本日の結果で、一部のポイントが確定したため(最終ポイントはまだ確定していないのですが、この国は何点以下しかとれない、この国は何点以上という数字が見えて来ました)、オリンピックの出場を決めました。

ポイントについての詳細はSC軽井沢の山口さんのブログで細かく紹介されてましたので、こちらでご確認ください。

カーリング女子は6大会連続出場になるようです。
私はトリノで初めてみたので、じっさいにみたオリンピックはまだ、トリノ、バンクーバー、ソチのみですが。

ずっとそうやって、女子はオリンピックに出続けていたので、カーリングは男子はないの?と聞かれる日々でした。

男子もこれから開催される世界選手権である程度、星を重ねれば、オリンピックの出場権が取れます。
そうなったら、長野オリンピック以来、男女の両方出場になります。
カーリングは試合数も多いですし、時間も長いのでそれを全部見たら、きっと廃人になれますね。
こういうのをうれしい悲鳴と言うのでしょうか。

実際にどのチームがオリンピックに出るかは9月に行われる代表決定戦で決まります。
去年の日本選手権の覇者、LS北見と今年の日本選手権の覇者、中部電力が戦うことになります。

どっちがその切符を手にいれて、平昌の会場にたどり着くのかまだまだわかりません。
代表決定戦は常呂で行われることが決まっているので、今度は地の利はLS北見にあるのかもしれません。

さっき、夏はバレーボールの季節、なんて記事を書きましたが、こちらも残暑の大イベントになりそうです。


早く、宝くじ当たらないかな?
スポーツ観戦三昧の人生を送りたいよw。