【スポーツ】カーリングという競技 その1

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私のGWはカーリング三昧で、前半は青森で開催された「お花見カーリング大会」に参加し、後半は岡谷で開催された「やまびこカップカーリング大会」に参加していました。
本当にカーリング三昧です。

 

私がカーリングを始めたのは、2006年のトリノオリンピックの後で従姉妹に誘われてでした。それまで私はスポーツは見る専門で、普段から身体を動かすこともほとんどありませんでした。なので、カーリングをやってみよう、と思ったのも興味本位で、まさか、ずっと続くだろう、とは、思いも寄らなかったのです。

 

私がカーリングをやっている、と言うとたいてい驚かれます。
周りで初めてやってる人に出会ったといわれることもしばしば。

 

ただ、オリンピックで話題になったので、知っている人も増えたのだと思いますが、
日本という国、全体から見ると、今もマイナースポーツなのだと思います。
なので、カーリングなら、まだ、オリンピックに出られると思ってはじめる人も多いようです。

 

実際にはオリンピックに出ている人は専用施設のある北海道、青森、長野出身の選手が多く、カーリング暦十数年という方がほとんどです。

 

カーリングには独特の楽しさがあります。

 

ひとつは最初の垣根が低いということでした。
まったくスポーツをやったことのない私でも、試合ができるようになるまで、そんなに時間はかからなかったのです。
もちろん、上手くなるにはもっともっと、たくさんの時間がかかります。

 

そして、子供も大人も同じルールで試合ができるということでした。
オープン大会(誰でもエントリできる大会)では大人と子供のチームが当たることもよくありますし、上手い子供のほうが勝ってしまうケースももちろんあります。
逆に体力がなさそうな年配の方と、若者がやっても、上手さで年配の方が勝つケースもあるのです。

 

体力がものを言うスポーツではなかなか見ない光景だと思います。

 

そして、たぶん、私がこのスポーツにはまった理由は、
このスポーツがコミュニケーションをベースにした戦略、戦術のスポーツだということです。

 

よくカーリングをやっているというと、「投げる人?掃く人?」と聞かれるのですが、試合の中ではチーム4名がかならず1エンド(野球でいう一回みたいなもの)に2投づつ石を投げます。

スキップと呼ばれる司令塔は自分が投げるとき以外はハウスに立ってどこに投げるか、とか、石のスピードや曲がり幅を見ながら、スイーパー(掃く人)にもっと掃いて、と指示を出したりします。サード(バイス)と呼ばれるメンバーはスキップが投げるときにハウスで指示を出します。
それ以外のときはみリード、セカンド、サード(バイス)は石の前を掃くことになります。なので、リード、セカンドは自分が投げるとき以外は掃くことになるので、体力が必要なポジションになります。

 

私は当初、体力がない、という理由で初心者ばっかりのチームの中で、スキップに挑戦したのですが、これがカーリングを好きになった大きな要素だと思っています。

スポーツでありながら、ものすごく頭を使うポジションであり、また、こくこくと変わるアイス(環境)や、指示通りに投げられない石に対して、いかに、役に立つ石にするか、を常に考え、時には作戦を切り替えて対応するということが、とてもビジネスに似ている、と感じたのです。

 

もしかしたら、これは自分に向いているスポーツかも、なんて思ってしまったところから、こんなカーリング三昧の生活に繋がったのだと思います。

 

たぶん、つづく。

 

【参考】
■カーリングとは-Wiki