【Way of Life】安藤美姫の告白に思うこと

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昨日の午後、ゆづの所属先決定のニュースが出て、夜もその話題で持ちきりかと思っていた。
まさか、夜のニュースで衝撃的な美姫ちゃんのニュースを聞くことになるとは想像もしませんでした。
ぼんやりと、他のテレビドラマを見ていて、ふっと、iPhoneに目を移すと、私のTLが恐ろしい勢いで進み始め、慌てて、チャンネルを切り替える。

そっか、子供生んだのか・・・。

AOIで見たとき、なぜ、ジャンプをひとつも入れないのだろう、とふと思っていた。
お休みのせいか、ちょっとふっくらしたな、と感じていた。
ほかの皆さんも言っていたように、胸、でかくない?と確かに注目してた。
DOIでジャンプを飛んだのを見て、まだ、調整不足なのかな、くらいにしか思っていなかった。

まさか、出産後、間もなくだったとは・・・。

ああ、これで明日は大騒ぎだなと思ったら案の定。
ニュース、ワイドショーではこの話題で持ち切り。
私の周りの普段はフィギュアに興味のない人ですら、話題にするくらい。

私が感じたことはみっつ。

ひとつは彼女と、彼女を守った人が凄かったということ。
これだけの話題が漏れずに、こうして、生んでしまうまで大きく表に出なかったこと。
それはきっと並大抵の努力じゃなかったと思うのです。
そうやって、彼女は何かに守られいるのだな、ということ。
これは簡単そうで、とても難しいことだと思うから。

そしてふたつめ。

彼女の決意を「こき下ろす」人が出てくるんだろうな、ということ。
結果を期待されているのに、身勝手、という表現は随所にありましたよね。

オリンピックが終わってから、結婚も、出産もすればいいのに、ですか?
それは誰のため?
テレビを見て感動したい人のため?
それともお金を出して期待している人のため?

だれも彼女の人生を背負うつもりがないのに、平気でそんなことを言う。
それには、びっくりした。

確かにフィギュアのようなスポーツでは活躍するためにとてもお金がかかる。
だから、誰かに支援してもらわないと活動を続けることが難しい、だから、その支援者の為にすべてを捧げて、結果を残せ、という論調の人たちが多い。

それが正しいとは私はちっとも思えない。

彼女自身も言ってたけど、ボーイフレンドがいることで、例えば、買い物や、お茶をしてくつろいでいるところを見て、「もっとトレーニングすれば」と言われると。

巨人の星」じゃないんだから、精神論で長時間練習して、私生活を犠牲にしないと、メダルがとれない、という考えは古いと思う。
スポーツも科学的にアプローチする時代なのに、何と古いことを。
体力にも限界があって、練習なんて時間ばかりかければいいというそういうものじゃないことはアスリートなら誰でも知っているはず。

それすら、理解するつもりがないんだろうという心の狭い人が多いのかもしれない。

たとえ、それが厳しい道だと分かっていても、彼女は子供も、オリンピックもあきらめたくなかったんだよ。
それがどんなに大変なことか、今、実感しているのはきっと、本人だと思う。
それでも挑戦するという覚悟をした彼女。
批判されることだって、分かっていたと思う。
このまま引退してママになることを選んだ方が、楽な人生だよ。
もっと、祝福されたかもしれない。

こんな苦しい努力の必要な道を選べる人が、どのくらいいるんだろう。
その意思の強さを応援したいと思う。


そして、みっつめ。

未婚の母であることへの批判。
順番、順番という人が多いけど、それは何のため?
順番通りに進んで離婚する人も入れば、順番通りでなくても幸せに暮らしているひともいる。
生き方に選択があってもいいんじゃないの?
時代は明らかに進んで変わってきた。

家族の形だって、結婚の形だって、もっと変わっていいと私は思う。
少子化対策したいなら、そういう、画一化された古い考え方から脱却することがまずは必要じゃないのなか?

いろいろ、感じたり、思うことはまだまだあるけど、自分の掲げた夢に向かって頑張ってほしいと思う。
挑戦しなければ手に入らないものがあると、きっと知ってるから、できることなのかもしれないね。


もの凄く好きな選手ではなかったけれど、この選択は応援したいな、とそう感じた。
ソチまであと7ヶ月。
悔いのないようにできることを積み上げていって、結果につながるといいね。

 

そして、もうひとつ、ワイドショーを見てて思う。
無責任に男がコメントするなよ。
お腹が大きくなるのも、生むのも女なんだよ、とちょっと、いらっとした。
ま、いつものことなんだけど、イラっとするのはw。