【TIPS】海外送金って?なにそれ、美味しいの?

2017年のフィギュア世界選手権の開催はヘルシンキです。
ヨーロッパはやく8年前にくらいにカーリングがらみでプラハに行ったくらいで、あまり縁のない場所です。

今まで、フィギュアの海外観戦はカナダ、中国、アメリカに行ったけど、チケットはたいていネット販売で、クレジットカード決済がほとんど。
フィギュアのワールドのチケットは早いと1年以上まえから発売されますが、まさか、フィギュアのチケットを買って、まさか、海外送金を求められることになるなんて

「ところで、海外送金ってなんですか?」

というのが私の反応です。
どうしたら、払えるのでしょう、これ、とまずは途方にくれます。

私の人生の中で初体験です。
周りを見回しても、経験している人はほとんどいませんでした。
ネットで少し情報収集をしながらまずは銀行へ。

窓口の方は恐ろしく丁寧にいろいろと説明してくれましたが、その話を聞いているうちに、何かとてつもない世界なんだということを漠然と感じるわけです。

まずはもらったインボイス
振込先の銀行名はフィンランド語で表記されてまして、ああ、これがフィンランド語で銀行っていみなのね、とか、なんとなく想像してたけど、窓口で英語表記で書いてくださいと言われて、さっそく検索。
うー、これがフィンランド語だって思わなかったよ。固有名詞かと、勝手に思ってたので。

もっとも驚いたのは、正しい金額を送っても、送金先にその金額で届くか分からない、と言われたことです。
経由する銀行、着金先の銀行が送金元に手数料を請求するのではなく、送金された金額から勝手に手数料を引いてしまうことがあるという恐ろしい話。
経由する銀行にはそうしないで、費用は送金元に請求してね、というメッセージをつけることができるそうなのですが、送金そのものの手数料のほかに、そのメッセージをつけるために追加の費用がかかる、と。
しかも着金先の銀行にはこのメッセージが聞かないので、そこで勝手に手数料を取られることを避けることができなくて、もし、それが起きたら、再度、送金する必要があると教えられました。

なんて世界なんだ・・・と呆然とする私。
クレジットカードって恐ろしく便利なモノだったのだと痛感するのと同時に、銀行の世界って難しいわ、という印象をもちまして。

あまりにも知らない世界だったので、それが普通なのか、正しいのか分からないままとにかく可能な保険をかけて送金したわけです。
(騙されてたのなら、誰か教えてくださいw。)
しかも、ある一定額以上の海外送金にはいろいろと気に掛けられているようで、何のための費用ですか?と聞かれる始末。
フィギュアのチケットの購入代金ですと窓口で恥ずかしくも宣言させられる羽目になるとは。
さらには、このお金はどういう資金ですか?なんて聞かれても、答えに窮しますよ、慣れてないし。
自分で稼いだお金の貯蓄の一部です、と答えるけども尋問されている気分。
そんな高額じゃないんですけど(と心の声が飛び出しそうでしたが)。


そんなこんなでなんとか送金をして、結果を待ちわびます。
メールでチケットがあっさり送られてきて、私の冒険は終了。
最後があっさり過ぎて、びっくりしたけども、こんな経験もなかなかできないな、と。

次はもう少しスマートにできそうな気もするけど、もう、しなくてもいいかもしれないw。
四苦八苦したあと、噂によるとお願いすればカードで払わせてもらえたらしい、と聞いて、素直な自分を後悔したりもする。


ま、それも、人生経験w。