■僕たちの未来  〜新しい龍神NIPPON その1〜

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彼らの姿を見た時、あんなにキラキラしてたっけ?と自分の目を疑いました。
 
Vプレミアや大学で見てきた選手が代表のユニフォームを着て、コートで躍動する姿を見ることは、代表の試合しか見てなかったときのそれとは全く違っているように見えて。

去年、その勝利を信じて見に行ったOQTが一番、辛くて、苦しい試合観戦でした。
欲しいものが彼らの手のひらからこぼれ落ちていく瞬間をただ見守るしかありませんでした。
その光景も表情も私の頭から離れることはありません。
WLの試合なんて、なんの苦行なんだろう、と思うくらいにまとまらないチームの試合を見続けることに。
私はなぜ、こんな辛い状態の彼らを見続けるのだろう、と自問自答したりもして。

でも、どこかで、才能をもった彼らがこの苦しい時期を乗り越えて、輝くことを信じたくなったのだと思います。
そして、彼らが見据える2020年に活躍する姿を見たくなったのです。

2016年、代表の活動が収束してから、彼らがそれぞれの場所に戻ってからも、バレーボールに向き合うのを馬鹿みたいに追いかけ続けました。
一体、何試合見に行ったんだろう?(数えなくてもいいくらいたくさんw)

そして、2017年。
代表の最初の国際大会であるワールドリーグを本当に本当に楽しみしてたんです。
(前日に眠れなくなるくらいw)

スロバキアラウンド、高崎ラウンドを経て、すでに4勝2敗。
このチームに欠かせないと言われていた石川くんが出場できてない試合でも勝ちきってきたのです。
こんな姿をこのチームが活動し始めるまで想像できませんでした。

2020年に向けて準備が遅いと各方面から叩かれ、監督の事故でつまづき、代行監督でスタートしたチーム。
このメンバーで大丈夫だろうか?と思ったメンバーもいました。
新しく代表に選ばれて、どんな結果を残してくれるか分からない選手もいました。

でも、そんな不安は試合を追うごとに薄れていきます。
高崎で目の当たりにした、このチームは夢を見せてくれるチームだと。
声を枯らして、心の底から応援したくなるチームだったと。

新しい龍神NIPPONは私が想像したよりもはるかに面白いチームになっていました。

つづく、、(多分)。