■No More 場外乱闘 -バイアスだらけのメディアに思うこと-

ああ、オリンピックシーズンだな、と数々の発表された記事やTLのざわつき加減をみると痛感します。
何というかもうそれはただの場外乱闘だよね。
その中でもわたしが一番納得行かないのは、マスメディアによる洗脳。
今日は二連発。
呆れるやら、情けないやら、イラッとするわ、、、でした。
たぶん、多くの羽生ファンが同じ思いをしたことでしょう。

まずは、これ。


余計なお世話ですよ、、、ホントにそう言ったのなら。
彼が王者たる所以をそんなところに求められても。
彼が成し遂げたいことは、4年前から何一つ変わってなくて、SP/FSを揃えて、圧倒的に勝ちたい、ただそれだけなんですよ。
4Lzを見せることが必要だっただけで、それを入れることが重要だったわけじゃない。
(彼が最後に何を選ぶか、正直、私にはさっぱりわからないけど)。

フィギュア関係者がそういう側面を思いつきもしないってどうなんだろう?
同じような戦略をトリノの時の荒川さんも取ったはず、3-3を見せておいて跳ばなかった。そういう駆け引きだって競技の一部。
それをこんな切り口で語っちゃうなんて。
あの4回転騒動の後に。
ひどい比較記事の後に(大事なことなので二回言いましたw)。


この人はレッテル貼られてもやり遂げなきゃいけないことがあるのかと疑いたい気持ちになっちゃうよ。
意図がないのだとしたら、フィギュア語るには知らないこと多いんじゃない?と突っ込んでみたくなっちゃう。
でも、これは軽症だった。


で、次が彼女。
ひろのさん。

よっぽど羽生結弦が嫌いなのかと何度も、何度も、彼女の各記事を読んで感じてました。その真偽のほどなんてさ、本人に聞かなくちゃ分からないけども、にじみ出てる悪意ってさ、伝わるでしょう?
人間はそんなに鈍感にはできてないんだよね、大概。

どうして彼女がコメンテーターとして今も記事を書き続けられるのか、私には全く理解できないけど、彼女に書いて欲しいと思う人がいるのでしょうか?
私はどんなスポーツでもバイアスの入った記事は大嫌い。
淡々と事実と、その背景にあるもの考察が知りたいだけなのに。
プロが書くはずの言葉が偏りだらけ。
それを仕事にしている人のその言葉は受け入れがたいかな?

彼女がいつもいつも懐古するものはもう存在していないもの。
羽生結弦という逸材が壁をどんどん壊しまくった。
ジャンプのレベルを上げ、その他のコンポーネンツを揃え、何度もノーミスの演技を見せ、私たちが刷り込まれていた記録に残る演技と、記憶に残る演技は違うという呪いの言葉を解き放った。
彼はナチュラルにそれは違うと証明してみせた。

それでもなおその事実を信じることの出来ない人たちがいる。

4回転を跳ばなくなる、と言わしめたGOE-4の設定とか、何回もころんだ時に更に原点を増やすというルールはなにかその世界を遠ざけるのに役立ちましたか?
(未だに素晴らしいクワドが加点+3なのに、コケたらGOEが自動で-4という不公平感に納得は行かないけど)

時間は巻き戻しできない。
開かれた扉の先に見えたものをなかったことにはできない。
同じことを選択した先人はけっきょくその後、揺り戻されたじゃない。

それでもなお、懐古したいなら好きなだけしたらいい。
未来を作るのはそのバイアスに満ちた記事ではなく、氷上で奇跡を起こし続けるスケーターたちだと私は知っている。
その怪しげな記事を見るたびに、ブチブチ文句を言いながら、彼女が筆を置く日を楽しみに待っているよ。

場外乱闘がオリンピックのメダルの色を決めたりはしない。
彼らが見ている世界はそんな歪んだ世界じゃない。