■平昌オリンピック前哨戦 -四大陸選手権 女子の戦い-

あんまりガッツリは見れませんでしたが、今日は四大陸選手権女子のFSの最終グループだけテレビで見ていました(ご飯を食べながら)。

オリンピックに向けて日本の代表選手がどのくらいの完成度にあるかを確認する大会になったのかな、とふと。
坂本さんが3度めのSP/FSのノーミスを決めて優勝するという爽やかな展開でした。
今回はアメリカも、カナダも、オリンピックを見据えていてトップ選手が出てないとこはあるけど、彼女にとってもこの勝利はオリンピックで結果につながる幸先のいい結果だったんんじゃないかな?
試合前には魚の目で苦労していると聞いていたので心配していたのですが、見事に克服してましたね。
こういう勢いのある選手はあっという間に駆け上がって行くんだろうな、と。
彼女の笑顔はなんかホッとする。
気づくと応援したくなる選手です。

そして、舞依ちゃん。
去年のワールドで踏ん張って日本の2枠を守ってきたひとり。
今年はなかなかショートがしっくり来なくて、やっと、どっちも揃えられた。
これが全日本に間に合えばと思わなくもないけれど、それが勝負の厳しさ。
でも、彼女にはやりきる力がある、それは証明できたんじゃないかな?

フィギュアにとってプログラム選択はやっぱりその結果を左右すると思う。
だから、よくオリンピックシーズンは冒険をせず、その前の年までに何が自分にあうか、どんなプログラムでチャレンジするとしっくり来るのかを探しているのかな?
そう思うと、やっぱり、オリンピックはそのシーズンに始まるわけじゃないんだろうな、と。

これからの彼女の進化が楽しみです。

何とか舞台に間に合った知子ちゃん。
いくつかジャンプがまだ不安定だったね。怪我の影響もあるかもしれない。
彼女のジャンプはもともとスピードで回るタイプだからもうちょっと調整が必要なのかも。
彼女がミス・パーフェクトと呼ばれるように結果を出し続けたのって、たぶん、その積み重ねられた練習を信じたからじゃないかな、と私は感じていて、そういう意味ではまだ自分を信じ切るのには足らない何かがあったのかもしれません。
でも、まだ、時間はある。
4年間、楽しみにしていた舞台で思う存分、いい滑りができるよう祈るばかりです。

そして、平昌オリンピック。
女子の戦いはえぐそうです。
技術の差があまりないだけに、細かなGOEの積み上げ、レベルの確保、プログラムをまとめ上げてPCSにつなげる力、それを実施するには鋼のようなメンタルが必要。
そういう強さが勝ち抜く選手には必要だろうな、と。

だれがその栄光をつかむのか、こっちも分かりません。
誰もがノーミスしたら、という数字を前提に語られるものなんて、あくまで予想。
だからスポーツは面白い。

平昌オリンピックでたくさんの筋書きのないドラマが見れる。
それまで、ほんの、もう少し。