■旅立ちの季節 1 - Forza Yuki ! -

昨日は新しい旅立ちのニュースを聞く日でした。
一つは祐希くんの次のシーズンのチーム加入の話。



噂はあったのできっとそうなんだろうなと思ってたけど、正式発表。
これで彼がイタリアでプレーするのが4シーズン目。
そして、初めてプロとして活動する年。

大学に在学しながら、全日本に選出され、イタリアのクラブチームでプレーして、と本当に忙しい大学時代だったのだと思います。
その活動に賛否両論あったり、外野の意見もうるさかったけれど、選択の責任が本人にしか取れないことを考えると、正しさとか、本来どうあるべきという他人の意見はどうでもよくて、彼がその経験から得たものが未来に生きるか、という1点だけが大事なことなんじゃないかな、と私は思っていて。

バレーボールで稼ぐということ。
パフォーマンスで稼ぐ金額が決まるということ。

これがどれほど過酷なことか、なかなかイメージしづらいですよね。
(外資系の営業とかやったことある人はピンとくると思うけど)

彼はその道を選んで、新たに歩き始める。
道は険しかったり、自分自身がきりひらかなきゃいけない時もあると思うし、もしかしたら辛いことのほうが多いかもしれないけれど。

今年、代表デビューした西田くんのプレーを見ていると、祐希くんが活躍し始めた頃ことを彷彿させます。
ああ、彼はただ、ただバレーボールが楽しくてしょうがないんだな、と見てて分かります。

同じように見えた祐希くんはOQTを経て、勝つことへのこだわり、日の丸を背負うことへの責任、そういうものを身にまとい少し変わったようにも見えます。
それはある種の「覚悟」のようなもので、誰でもその道を経て、強く、たくましく、大人になっていくのだと思います。

そこからがその人の真価が問われるところかな、と私は信じて疑いません。

たくさんの苦しい状況も、辛いことも、コートに長く立てないことも、彼のモチベーションを下げることなく、勝ちたい、強くなりたい、という気持ちを持ち続けることができる人はきっと何かを成し遂げる人です。

これから、世界バレーに合わせて彼がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、とても楽しみ。
来シーズンはセリエAに上がってきたSienaをもっともっと強くしてくれるはず。

 

彼が作る未来はきっと2020年に繋がっているはず。


とりあえず、私はイタリア行きの資金を貯めることと、イタリア語がちょびっとでもわかるようになる努力は続けようかと。
彼がイタリアにいる間にイタリアに詳しくなる気しか、、、しない。

 

いくぞ、Siena。
待ってろ、Siena。

 

いや、その前に世界バレーw。