■そのチケットの売り方詐欺じゃありません?? -春高バレーの一般席について思うこと-

2日目の春高バレーの観戦から帰ってきました。


試合は面白かったですし、高校生たちが一生懸命にボールを追いかけている姿は本当に魅力的ではありましたが、どうしてもここに残しておきたいことがあります。

会場運営の問題についてです。

一言でいうと酷かったですよ。
ただ、こうなることはわかっていた気がします。
東京体育館が改装で使えず、武蔵野の森総合スポーツプラザに決まったと聞いた時から。
キャパシティが違うので、ただでさえ、混沌とする会場をどうやってコントロールするのだろう、と思ったのです。
一般のチケットの枚数を抑えるのか、席の取り方を変えるのか?
何かしらの策を打ってくるのだろうと勝手に思っていましたが、非常に中途半端な対応で、現場は混乱していたと思います。

当初から、席の割り振りはこんな感じ(イメージ図)と公開されていました。
もちろん変わる場合はある、との併記はありますがその場合は、公開されるのだろうと期待していましたが、それは当日に現場で勝手に変えるので、対応してください、という意味でした。

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-当初のイメージ図

これだと、男子も女子も見たい場所で見ることのできる可能性があります。
ところが、今日、会場内でその変更の告知を見ることができず、スタッフにどこが一般席なのかを聞いたところ、学校によっては応援団の人数が多いので、「一般席はその日の状況によって移動することがある。それが春高バレーのルールだ」との回答でした。そりゃ、驚きますよね。
え?なに?何を言ってるんだろ??としか思えませんでした。

回答に納得が行かないので、現場責任者を呼んで欲しいとスタッフに依頼したら、それはクレームなので、貴方が責任者を探して、自分で文句を言ってくれとの返事が帰ってきて、これが観戦する客に対する態度なのかと思って呆然としました。

というもの、昨日から観戦していてわかったことは、上記にある「応援団優先席」という場所に座ることもできるのですが、応援団が座る場合には、全員、そこから退かされます。
すでにキャパシティを超えていると思われる観客がいて、立ち見をしてる観客がたくさんいる中で、移動する場所すらありません。
場所があっても、自分が見たい試合が見にくい場所であることも。

こんな状況で、いったい、どうしろと、ですよね。

「観戦できる」と思って買ったチケットは恐ろしく制約のついた、場合によっては会場に入場できないかもとも書かれたチケットだったのです。
(詳しく確認しなかった自分にも非はあるかもしれませんが)

何人かスタッフに確認をして行く中で、真摯に対応してくださる方もいました。
今日の一般席の場所は会場の外に貼り出してある、と教えてくださいって、確認したのが、これ。

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-1/6の自由席-

C、Dコート(男子のコート)を見やすい一般の席はない、ということなんですよ。
そんな大事なことを当日のこんな告知でそれが春高のルールです、と言いきったスタッフの方の顔は私はずっと忘れることはないと思います。

会場は狭くて、応援団を入れたら、キャパシティが足らないので、一般は売り出しません。ネットかテレビで見てください、と言われた方がよっぽどましでした。

実際には今日も応援団が来るから、と言って席をあけて立ち見を覚悟しましたが、結局はワンブロック分くらい応援の方は来ず、一般席として解放されましたが。
それはあくまでも結果論でしかありません。

で、先ほど、ホームページを見たら、座席の表示が変わっていました。

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-1/6 夕方のHPの表記-

これでとうとう一般席として確保される場所はさらに減ってしまったことになります。
チケット購入後のこれをみんなさんは許せますか?
私は詐欺にあった気分です。

最後に対処してくださった方はきちんと状況も説明してくださいましたが、最初に対応したスタッフの態度は酷かったですよ、運営のみなさま。
たとえ、1000円しか払ってなくても客は客です。
「こっちにはルールがあるんだよ!クレームなんか聞いてられるか」と心の声が聞こえてきそうなくらいの態度でした。

状況には一ミリも納得していませんが、最初の対応がもう少しましなら、運営へのクレームを直接、届けることはあってもブログに残そうとは思いませんでした。
でも、これはね。

見るスポーツとして成長させたいのなら、見に来る人をどう扱うのか、をもう少し考えて欲しいとバレー界を見ていると感じます。
Vリーグを見に行っても、ひどい運営だな、と思うことがしばしばあります。

上記のような記事を以前に書いたことがあります。

今までこうやってきて、暗黙のルールがあるのだから、見に来る人はそのルールに従ってください、って不思議な世界だと私は思います。
新しく入って来なくていいよ、と言っているのかと思ってしまいます。
好きになった競技が、そんな悲しい態度だとは思いたくはないです、今も。

来週も見に行きますが、アリーナ席のチケットをとったので、そういうことは起らないでしょう。
でも、来週見に行く予定の方は下記に変更になっていることを確認した上で、現場に向かわれる事をお勧めします。

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-1/6夕方HPに掲載の来週の座席-

さらにいうのなら、多分、選手の控え室的なところも用意されていないのでしょうね。
一般席を転々としながら座っていたり、廊下に座ってる選手の方々を見かけました。
高校生だから、それでいいんでしょうか?

施設がないからしょうがない。
狭いんだからしょうがない。

ってテレビ局が主催までしている大会でもそんなレベルなんですね、日本は。
なんかそういうものを見て悲しい気分になりました。
高校生の情熱や、キラキラな青春を、感動をただのりしている気がしてきて。

それでの彼らのプレーの輝きが変わるわけではありませんし、私はその一生懸命な姿を見たいので現地に行きます。
そして、納得が行かなければクレームをし続けるでしょう。
少しでもよくなって欲しいから。

どんな人でもふらっと見にきて、バレーボールをやってる高校生ってすごいな。
もっとみたいな、と思って欲しいから。

やっている人と関係者だけが見る競技では、ダメなんですよ、きっと。
(カーリングにも言えることだけれど)
それを痛感する出来事でした。

きっと同じような体験をされた方がいらっしゃるのではないでしょうか?
ぜひ、皆さんの体験談もお聞かせください。