Figure Skate

■生きることは苦しいですか? - 彼の死を悼む静かな時間が欲しいだけ -

昨日の夜は会社の人たちとご飯を食べていました。 ちょっとホットなタイ料理を食べて、外に出ると、風が少し気持ちよく感じるくらい気温が落ちていて。 家路を急ぎならが、ほぼ、習慣のようにTwitterを開きました。 TLは驚きの言葉でいっぱいでした。 何かが…

■羽生結弦という魂 -国民栄誉賞授与に寄せて-

とうとうここまで登りつめたか、というのが素直な感想でした。最初に彼を見たのはニースのロミオの演技でした。 迸る情熱で滑りきった4分半は私のそのあとの人生の一部を劇的に変えました。 「この子は何かを成し遂げる」と漠然と感じたのだと思います。でも…

■番狂わせが起こるとき  -W杯コロンビア戦に思うところ-

私はサッカーファンではありません。たまに家人が見ているサッカーの試合をチラ見するくらいですから、選手の名前もろくに知りません。一生懸命に見ていた時期もあるのですが、どうも自分には合わなかったようです。ただ、私自身は「Japan」で戦う人は無条件…

■ルールは賢く利用するもの - 採点競技の闇-

中国が今年は中国杯をやらないというニュースで溢れたのはつい1週間くらい前のこと。オリンピックの準備のためらしいという話もありましたが、今日のニュースを聞いてもしかしたらその影響もあるのではと思える出来事がありました。平昌オリンピックのジャッ…

■旅立ちの季節 3  -さよならは別れの言葉じゃなくて 町田樹の場合-

連日、みなさんの旅立ちのお知らせを受けて、心は踏んだり蹴ったりです。今日は、町田樹さん。プロフィギュアスケーター。私は熱狂的な羽生結弦のファンであること、これは動かない事実です。でも、ゆづを見に行ったショーで、試合で、私を引きつけて離さな…

■旅立ちの季節 2 -ありがとう、ダイス-

そして、もう一つの旅立ち。フィギュアスケーターの村上大介さんがYoutubeで引退を表明したこと。 お疲れ、ダイス。ダイスの優しくて、温かいスケートが大好きだったよ。また、どこかで見せてね。-"マエケン似”のフィギュア村上大介が引退発表「すごく難しい…

■Last Chapter  -君を追いかけた日々 その8-

ハビやしょーまの演技を落ち着いては見れませんでした。彼らにもベストパフォーマンスをしてほしいと思う反面、金メダルを逃したくない、という気持ちも当然ありました。きっと、この日は羽生結弦の日だったんだと思います。ボストンの世界選手権のフリーの…

■Last Chapter -君を追いかけた日々 その7 -

運命の日。私はただその場にいました。オリンピックは特別なものだと思っていたのですが、自分が現地にいるとその感覚が薄れます。なんか、普通に世界選手権に来てる、くらいの感覚になるようです。それでもパーク内の賑やかな空気や、どこにでもあるオリン…

■Last Chapter -君を追いかけた日々 その6 -

練習風景が映像で流れるのを見て、ああ、決して状態は良くないんだな、と感じていました。彼がループも、ルッツも跳んでいないという事実に少し心が揺さぶられていました。彼は圧倒的に、完璧な演技をしてふたつ目のメダルを取りたかったはずだから。前回の…

■Last Chapter -君を追いかけた日々 その5 -

江陵アイスアリーナの色あいが紫になっているのを見た時、このバックグラウンドは絶対にバラ一の衣装も、SEIMEIの衣装も映えるとそう感じてました。実際に自分で撮ってきた写真を見ても、もう、それは彼のためにあるような舞台でした。だからきっと彼は勝つ…

■Last Chapter -君を追いかけた日々 その4 -

途中まで書きかけて、結局、最後までたどり着けませんでした。私にはブログを続ける才能がなくて。時間は空いちゃったけど、話はぶっ飛んじゃうけど、少し書こうと思っています。その瞬間、興奮の渦の中にいました。映画を見ているような、物語を遠巻きに見…

■Last Chapter -君を追いかけた日々 その3-

オリンピックが終わったあと、彼を追いかける人が増えたなというのは漠然と感じていて。それはアイスショーの人気を見てもものすごく感じました。何というか、彼が出てくると、会場のテンションの上がり方がおかしくて。なに、これ、アイドルのコンサート?…

■Last Chapter -君を追いかけた日々 その2-

ソチオリンピックシーズン。 友達とAOIを見に行った日に驚きの発表を聞いて愕然。GPSのアサインがなんと、カナダとフランス。今までの慣例では全日本選手権の勝者がNHK杯に入る傾向にあったので、私もすっかりそうなのだと信じてて。なのに、カナダとフラン…

■Last Chapter -君を追いかけた日々 その1-

平昌オリンピックがもう間もなく開催されます。たとえ、この後、彼が競技を続けるとしてもこれが最後のオリンピックになるでしょう。この後の競技人生はいわばエピローグのようなものなんだろうな、と勝手に思っています。思ったほど心は揺らいでいない。あ…

■平昌オリンピック前哨戦 -四大陸選手権 女子の戦い-

あんまりガッツリは見れませんでしたが、今日は四大陸選手権女子のFSの最終グループだけテレビで見ていました(ご飯を食べながら)。オリンピックに向けて日本の代表選手がどのくらいの完成度にあるかを確認する大会になったのかな、とふと。坂本さんが3度め…

■No More 場外乱闘 -バイアスだらけのメディアに思うこと-

ああ、オリンピックシーズンだな、と数々の発表された記事やTLのざわつき加減をみると痛感します。何というかもうそれはただの場外乱闘だよね。その中でもわたしが一番納得行かないのは、マスメディアによる洗脳。今日は二連発。呆れるやら、情けないやら、…