【Myself】さくら、散る。
桜という花が好きなのはいつからだろう。
昔の文学では「花」は桜を表していたという。
日本人は本当に、本当にこの花が好きだ。
日本人というDNAの中に組み込まれている「散り際の美しさ」みたいなものを体現しているからなのだろうか?
私が人生の中で見た桜で一番、美しかったのは、去年、弘前で見た桜だった。
どこを見渡しても桜しかない風景だった。
あの城にあれだけの桜を植えた当主はいったい何を求めていたのだろう、とふと思いを馳せた。
私にとっての桜は「はかなさ」の象徴のようなものなので、それと城という組み合わせがどうもイメージが湧きにくくて、どうしてだろう、と考えてみたのかもしれない。
今年は時間がなくて、じっくりと桜を見ることもなく。
たまたま、出張で大阪、岡山に行ってきたら、なんと東京よりも桜が遅く咲いて、見事な桜を新幹線の車窓から楽しめた。
風景の中にとけ込む淡い桜。
なんでこんなに美しいんだろうな、とぼんやり眺める。
私の好きな桜の風景は、散り際。
そして、桜吹雪。
はらはらと舞う花びらにこころ奪われます。
今年も桜の季節が終わろうとしています。
この季節が終わると、何だか、きびきびと動きたくなるのはなぜでしょうね。
そして、私の好きな桜ソング。
大好きな「アンジェラ・アキ」の「サクラ色」。
「否定の言葉に押しつぶされても 這い上がり戦い続けた」 という歌詞の力強さが好き。