■NEW龍神NIPPON発表 

待ちに待った2017年のバレーボール全日本男子チームの発表がありました。
なんとなくコーチのニュースなんかがちらほら出て来ていたので、そろそろかな、と思っていましたが、それは唐突にやって来ました。

■選出されたメンバーはこちら ↓


リオオリンピックの出場を逃したOQTから約300日。
2020年を見据えた選出なんだろう、と思わせるようなメンツになりました。
私がバレーボールを見始めた頃は本当に代表のメンバーしか知らなかったので、この人たちが選ばれるべきだったの?という疑問は持ちようがなくて、負けた結果、昔から知っていた人たちのそんな論調を見て、そうなのか、、、なんて思ったりしていました。
 
でも、2016年シーズンはバレーボールにどハマりしたこともあって、大学の試合も、Vプレミアの試合もたくさん見に行ってたくさんの選手を知ることができました。
ああ、こんな選手がいたんだ、とか。
この人は代表に選ばれてないけど、すごいね、とか。
いろんな感想を持ちながら約半年見続けた人たち。
 
メンバーを見ても、なんとなくわかる、という選手がほとんどです(全部じゃないですよw)。
個人的には浅野さんのリベロ登録に驚いたのと(あのジェイテクトの最後の快進撃を見たらそれじゃもったいない)、健太郎くんがMBで登録されてたことにホッとしたり、期待した藤中くんがいないことが残念だったりと、いろいろ感想はありますが。
今のところ、29名選出されていますが、ここらか合宿等で最終的なメンバーが絞られていくのか、と思うと、誰が残っていくのかに注目したいなと思うのですが。
 
監督の中垣内さんの諸々はちょっと、置いておいて(なんというか、今、いろいろ言っても、人は変わらないだろうし、不毛な気がするので保留)、コーチに外国人が選ばれたことはちょっとした進歩なのかなと。
しかも元フランス代表で、ポーランド代表を指導していたことのある方だとか。
何か化学変化が起こってくるれることを、期待しつつ、じっくりと2017年の龍神NIPPONを見守ろうと思います。
 
とはいえ、国際大会は目白押し。
そっか、今年、こんなに忙しい年なんだ、とそのスケジュールを見て、再認識するのでした。
夏はすっかりオフシーズンだと思っていたのに、バレーボールの季節になりそうです。
 
■代表チームのスケジュールはこちら


代表の試合はワールドリーグの高崎と、グラチャンは現地観戦したいなあと(あとはチケットw)。
新シーズンは、大学の春季リーグから観戦予定ですがw。

でも、今日も石川くんの所属するラティーナは試合に勝っていたから、次のステージまで試合に出るとなると、4月は帰ってこないかもしれないし、代表合宿は5/11からって書いてあったので、またもや忙しいスケジュールになるのかしら?なんて、思っています。
 
みなさん、Stay Healthyで頑張ってください。
こっちも全力応援。
ブログも頑張って、ぼちぼち、更新、、、たぶんw。

■終わりは始まり  〜2016/17 Vプレミア男子バレー観戦 3〜

試合には負けちゃったけど、まだサントリーにはファイナルに行く可能性は残されていました。
ジェイテクトと堺の試合の結果、堺が勝てば。
でも、神様はそんな他力本願は許してくれませんでした。

会場でその試合を見てて、複雑な気持ちです。
普段だったら、間違いなくジェイテクトを応援するだろう、私が負けて欲しいと思うなんて。
こんな変な気持ちで試合見ちゃダメだ、、と思うほどに。
だから、ジェイテクトが彼ららしく戦い抜いて、勝った時、ホッとしたんです。
これでよかったよ。
自分たちで勝てないうちはいけないステージだったんだ!とそう受け取るべきだと。

 

私、いつのまにサントリーっていうチームこんなに好きになっちゃたんでしょう?

最初は柳田くんがいるから見たいという相当、邪な気持ちからスタートしました。
もちろんその気持ちは今も変わらないのだけれど。
試合をたくさん見て行くうちに他のプレイヤーのことも良く分かるようになってきて。
実は練習見学にも仕事帰りにビジネススーツで行って、相当、浮いていたと思う、私w。

彼らが何をやりたいのか、って試合だけじゃなくて練習を見ると分かるんだよね。
なるほど、そっか、そういうことを試合でやりたいのね!と。
だからそういうプレーが試合で見れるととても嬉しくなったりするんですよ。
おおお、できたじゃん、ポイント取れたじゃん、って。

気になる選手もどんどん増えて、大学で見てたきた選手がそこに加わってだいぶいい感じに好き度が上がっていて。
でも、盲目にもなれないから、いいところも、まだまだだな、と思うところもあったりして。

それでも応援したい。
それほど入れ込めるチームが今のサントリー。
もちろん、試合では勝って欲しいけど、勝ち負けだけじゃなくて、その試合でみんなが成長した姿を見せてくれることがいつのまにか楽しみになっていたようです。

だから、敗戦は苦しかったんです。
少なくともあとちょっとはその躍動する姿がみれると思っていたから。
こんなふうに突然に幕が降りるなんて思っていなかったから。
終わりってこうやって突然やってくるものなんだな、を実感しつつ。

もう同じメンバーで戦うことはないのかもしれない。
それでも彼らは新しいメンバーを含めて、新しいチームを作って、また新しい姿を見せてくれるのでしょう。
今が終わるということは、新しい何かが始まるとういこと。

そう思って次の彼らの姿を楽しみにしようと思います。
どうやらバレーボールのシーズンは次の黒鷲旗で一段落のようなので、そこまで、まずは走ってみようと思います。

たくさんの現地観戦はちょっと気に入っているなと思うチームを、大好きなチームに変える力があったようです。

でもね、、、それだけで済まないのが私の沼の深いところ。
この観戦で好きになった選手はたくさん増えたし、チームとしても他にも応援したいチームもできてしまいまして、すっかりバレーボールに心奪われる毎日です。

カーリングして、フィギュア見て、テニス見て、だけでも忙しかったのに、そんな私の人生に定着してしまったバレーボール観戦。
これ以上、趣味が増えたら、大変なので、私にイケメンアスリートを紹介しないでくださいませ(笑)。

どうせ、自分で次から次へと見つけてくるくせに、、、という天の声が聞こえそうですw。

 

■終わりは始まり  〜2016/17 Vプレミア男子バレー観戦 2〜

そんなシーズン観戦の最終の2日。

サントリーは2勝したら1位通過の可能性もあったから、だいぶ、わくわくした感じで会場に向かっていました。

土曜日はスーパーシートだったんだけど、サイドの2列目はあれはないわ。
売ったらだめですよ、運営の皆様。
ほんと、見えないもん。
あそこに席をつくるんなら、何かで1列目との段差を作るとか、工夫しないと。
ものすごく、残念感のあるお席でした。
選手は近いけど、前の人の頭でコートの下の方はみえないし。

でも、そういう席、他の会場でも結構あったなぁ。
あと、1列目でもチャレンジの映像班とか、DAZNな人たちとかがいて見にくいとか。
売ってもいいけど、ちゃんと見切れであることを説明した上で売って欲しいな、と。

 

ま、今年、1年、いろんなところを見に行ったので、そういうのも含めて来年はどこに見に行くかとか、どんな席を取るかを考えればいいことでもあるんだけれど。

 

今年の堺にサントリーが負けるとは正直、思っていませんでした。
でも、勝てませんでした。
2セット連取でこのままいくかと思いきや、3セット目で急に流れが変わってしまって。
サントリーの今年の正セッターは山本湧くん。
柳田さんとともに2年目の選手。

 

彼のプレーはわくわくもするんだけど、ハラハラもする感じ。
すっごくいい時と、あれ?という時の落差が激しくて。
それがメンタル的なものなのか、若さというから、荒さなのか、私にもよくわからないんだけど、途中から全く周りとトスが合わなくなって、形勢はどんどん悪くなっていって。

どこかで一度、変えてあげればいいのに、と思ってたけども、今年はセッターを変えても、うまくいかないことも多くて、それが躊躇した原因だったのか、他に思いがあったのか分からないけれど。
最後まで、そのらしさを取り戻せないまま、フルセットで負け。

 

まさか、と一緒に見に行ったメンバーとも言ってけど。
まだ、明日、2セット取れば勝てる、そんな風に軽く考えていた気がします。

 

運命の日曜日。

 

ファイナル6に入ってから1勝もしてないパナソニック。
チーム状態がよくは見えなかったから、なんとかなるんじゃないかって思って思って居たけれど、結局、彼らの1勝する!という気迫にずるずると引きずられて、サントリーにとってはたった1セットが取れなくて、ファイナル3を自力で逃すという結果に。

 

合成にストレートで勝った先週の空気とはまったく違うチームがそこにはありました。バレーボールが流れのスポーツであることはよくわかってきたつもりだったのですが、それをまざまざと見せつけられるような結果になって本当にびっくり。

 

試合が終わった後の選手の放心状態の顔が今も忘れられません。
勝ちたかっただろうな、と。

 

でも、この負けは今年のサントリーらしい負けだったような気がしました。
調子よく2セット取ってるのに、3セット目でグダグダになるとか。
ここでパナソニックに勝ったら首位になれるというゲームから連敗で順位を落とすとか。ここぞ、という時に勝ちきれない、そんなところがあったなと。

 

それでも、ファンは勝って欲しかったよ。
もうちょっと、みんなの躍動する姿を試合を見たかったよ。

 

つづく

■終わりは始まり  〜2016/17 Vプレミア男子バレー観戦 1 〜

3月5日で私の今シーズンのVプレミアの試合観戦が終わりました。

もともと、この後はカーリングの予定があったり、なんだりで、F3やファイナルには行かない予定ではありましたが、一番応援していたサントリーサンバーズがF3に進めなくなって、思いの外、ロスっている自分に驚いている次第です。

私がバレーを真剣に追いかけるようになったのは、2015年のWC後。
あの時、一番私を引きつけたのは「石川祐希くん」でした。
どんな競技にはまる時も、同じパターンなのですが、テレビで見てはまると、今度は現地観戦したくなるんです。
でも、最初はどんな試合をやってるのか、どうやって、チケットを手に入れたらいいのか?
そういうことが分からないから、必死で調べて入って、初めて、観戦にどっぷりハマれるわけで。

そういう意味ではフィギュアにハマった時に比べると加速度は若干、ゆっくりだったようなそんな気がします。
2015年は石川くんを見に大学の秋季リーグに行った以外の動きはありませんでした。


私をこの深みにはめたのは間違いなくOQT。
オリンピックの切符を勝ち取ための試合。
これは自分が想像していたよりもはるかに過酷なものでした。
楽しみにしていたその試合は代表で戦うことの難しさや苦しさを見せてくれる試合だったのです。

私はただなぜ勝てなかったのかを知りたくて。
雑誌を買って、ニュースを見て、ネットで検索をして。
結局、はっきりとした答えは今も見つかっていません。

でも、それを知りたいから、たくさんの試合を見に行こう、そう決めたのです。

あのコートに選らばれた人たちはなぜ選ばれたのか?
選ぼれなかった人に本当に選ばれるべきだった人はいるのか?
Vで優勝した監督は本当に全日本の監督になるべきなのか?
協会は言われてるように本当に仕事をしなかったのか?

感じた疑問の一つでも解きたくて、それを、全てを自分の目で見て確かめたい気分になっていたのです。

そう、好きになったら、とことん知りたい人なんです、私。
そうして私のバレー観戦どっぷりの日々が始まったのでした。

その中でも私が石川くんと共に注目してたのは柳田くん。
まったくタイプの違う二人だったけれど、この二人の化学反応はとても見ている人をワクワクさせるもの。
どっちも素晴らしい選手なんだけど、二人でいるとまたそれが加速される感じで。

OQTが終わった時に、私の直感は、2020年のコートにこのふたりは一緒に立っているだろうということと、もし、このまま成長して行ったら、その時のキャプテンは間違いなく柳田くんだろうなと告げていました。

私のこれからの観戦はその直感の結果を確認するためのものでもあったのかもしれません。

にしてもね、私にとっても壮絶なシーズン。
2016年の観戦はOQTに始まって、WL大阪を現地観戦をスタートして、近畿総合、関東の大秋季リーグ、Vプレミア、
インカレ、天皇杯、そして、春高。
観戦日数を数えるのが恐ろしいくらい、足を運びました。

その中でもVプレミアの試合はほんとたくさん見に行きました。
静岡遠征から始まった観戦。
インカレの後に京都に行き、2日間日帰りで鹿沼。
東京のゲームを4戦(太田/隅田)も見に行き、F6の最終2試合。
計10試合以上。


よく通ったわ、わたし。




つづく

 

 

 

■カーリング日本選手権を終えて  その2

女子の戦いはもっと壮絶でした。
下馬評通りなら、決勝戦はLS北見と北海道銀行だったのでしょう。
でも、その場に立ったのはLS北見と中部電力でした。

去年、北海道銀行は富士急に敗れて、決勝に進むことができませんでした。
その試合を会場で見ていて思ったことは、「勝つことを期待されている重荷」というのが存在するということ。
あの時、富士急はチャレンジャーだったんですよね。
予選の序盤で調子が上がらなくて3連敗からスタートして、それでもタイブレークでプレーオフの権利を手に入れいて。
そう、勢いがありました。

その背景を後で知った時、彼女たちの力だけではないものがそこにはあったのかもしれないとも感じましたが、それでも、舞台に立ったのは彼女たちです。
彼女たちがチャレンジャーとして、立ち向かった結果、道銀は準決勝での敗退になったのです。

道銀が平昌オリンピックに行くためには、もう、今年の日本選手権で優勝する以外の選択肢はありませんでした。
それはLS北見以外はみんな条件が一緒です。

ラウンドロビンを見ていてもかつての道銀の強さは感じませんでした。
派手なショットが決まっていてかっこよかったりもするのですが、スキップが難しいショットを投げるということは相手に攻め込まれている証拠なのです。
どうしちゃったのかな?とも思いましたが、これが今の道銀なのか、と受け止めました。
小笠原さん、船山さんは女子カーリング界を牽引してきた方達です。
彼女たちの活躍がなかったらこれほど多くの人にカーリングを見てもらえなかったかもしれません。
私も、トリノでの彼女たちの試合を見て、「面白い!」と思った一人でしたから。
残念でもあり、そうやって時代は動いて行くものなのかもしれないとも思っていました。

LS北見も最初は調子が上がらないな、と感じてましたが、試合を追うごとに、強くなっていく感じはこういう長丁場の戦い方を知っているな、と思わせるものでした。
本人たちもまさか決勝で中部電力に負けるとは思わなかったと思います。

中部電力の優勝を地の利だと言っていた人もいました。
けれど、中電は予選と、プレーオフの2回もLS北見に負けているのです。
ホームリンクのアドバンテージが慣れている氷だというのだとしたら、それもちょっと違います。
アイスメイクは「日本選手権用」にチューニングされるので、いつもとは違うのです。
それに決勝の応援席はLS北見の旗を持った人で溢れかえっていました。

唯一、アドバンテージがあるとしたら、試合の後、自宅に帰れることかな?
きっとそのくらい。

私は中電が勝つことをどこかで祈っていました。
LS北見が強いことはわかった上で。
それはここに来るまでに中電というチームが乗り越えたモノが、彼女たちを強くしたと信じたかったから。

日本選手権5連覇の中部電力はもうそこにはありません。
藤澤さんがLS北見に移り、市川さんが退社され、新しいチームで始動した年、彼女たちは日本選手権にすら出ることができませんでした。
軽井沢の地元の強いジュニアのチームに負けてしまったからです。
名前だけが先行するから、不甲斐ないと叩かれたこともあったと思います。
ある意味、彼女たちも勝ちを期待されながら、勝てなかったという重荷を背負って、戦ってきたのです。

なのに、決勝の前にあったメンバーの顔からは悲壮感は全く感じられませんでした。
むしろ、その状況を楽しんでいるようなそんな空気すら漂っていたくらいです。
反面、LS北見は少し緊張した面持ちで会場入りしていたくらいです。
勝ち続けるプレッシャーは計り知れないモノがあるのかもしれませんね。

決勝戦は本当に痺れるゲームで。
相手が点を取れば、こっちも取る!
厳しいショットを相手が決めたら、それで応酬する、と。
途中までどっちが勝ってもおかしくない展開だったんじゃないかな、と見ていても思いました。

試合を決めたのかな、と感じたキーショットは藤澤さんと松村さんのテイクショット。
神業みたいな藤澤さんのテイクが決まった時、あ、流れを持って行かれた、と一瞬だけ、思いました。

相手のスーパーショットが決まると、普通のスキップは、やっぱり人間なので、凹みます。
自分のショットが決まらなかったら、流れも、点も持って行かれる、というプレッシャーも半端なかったと思います。
でも、松村さんはその動揺を感じさせず、見事にダブルテイクショットを決めたのです。


↓これ(2:05:03ごろ)


LS北見 vs 中部電力 カーリング女子決勝2017年2月5日


武者震いしましたよ、その瞬間。
あ、これで試合を決めたな、と空気が動いたのを感じました。
その後、淡々と勝ちに向かって進んだ中部電力が3度目の正直でLS北見に勝ち勝利を手にしたのでした。

優勝した中電のメンバーが喜んでいる姿に私も目を潤ませていたのですが、普段、全く、涙なんて見せない、カーリング関係者が号泣しているのを見て、ああ、彼女たちの努力を身近で感じていた人にとっては本当に欲しい勝利だっただな、と感じつつ、その号泣っぷりに当てられて、私まで引きづられて涙が止まらなくなっていました。

でもこれは平昌オリンピックに向けた序章でしかないのです。
LS北見と中部電力は9月に常呂で行われる代表決定戦で、オリンピック代表の座を勝ち取らなければならないからです。
(ちなみにまだ、日本のオリンピック出場も決まったわけではありません。昨年の世界選手権の結果、獲得したポイントが高いため、可能性が高いとされているだけです)


その時、どっちが勝つか、想像ができません。
LS北見が違う強さを身につけてくるかもしれないし、中部電力が若さの爆発力を見せてくるかもしれません。
戦う本人たちにとっては、なかなか代表に決まらない大変さもあるとは思いますが、私はワクワクしています。
強いチームが切磋琢磨していくことでより強くなれると思うからです。

海外では今の時点の平昌オリンピックの女子カーリングは「銅メダル」をとる予想を出していました。
すごいですよね、、、。
それを見て、きっと、その場所を目指す彼女たちは思っているかもしれません。
目指してるのはもっと輝くメダルよ、と。

私も見たいな。
笑顔で輝くメダルを手にするみんなを。
できたら、現地で。