【Drama】半沢直樹のない日曜日

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夏クールのドラマで私のココロを捉えて離さなかったのは、「半沢直樹」でした。
もの凄く珍しく、ほぼオンタイムでドラマを見ていました。
その時間が待ちきれないと思うドラマだったんだろうな、と思います。

 

「なぜ、これが流行ったのか?」についてはたくさんの人が分析しているので、私は言及しませんが、私にとっても衝撃的なドラマだったので、ふと、明日が日曜日なのに、半沢直樹にはもう会えないのか、と思うと寂しい気持ちになります。

きっと、私のような気持ちになっている人もいるのではないでしょうか?

社会人を経験したことがあれば、多かれ少なかれ組織に対する矛盾は感じたことがあると思います。
自分の常識と組織の常識が会わないこともいろいろあるでしょう。
たとえ、自分が正しいと思っていても、言葉にも、行動にもできず、諦めたこともあると思います。

半沢直樹を見ていると、正しいことを、真っすぐに貫こうとするその姿に羨ましさを感じるのかもしれない。
だって、実際にあんなことを社員がやってたら、あんなに活躍する前にスポイルされる気がするもの。
そういう組織の理論を超えたあのパワーに私も勇気をもらっていたのかな、とも思います。

 

このドラマの出演者の中では半沢直樹の奥さん「はな」さんが一番、素敵でした。
こんな素敵な奥さん、最近、見ないんじゃないかな?
(自分がなれるか、どうかは言及しないけどね)
人を支えるって、こういう温かさと、さりげなさと、そして押し付けがましくない思いやりだなと感じれたから。
男ばっかりでむさ苦しいドラマだったのに、どこかほっとしたのは彼女とのやりとりが微笑ましかったからかもしれません。

最後のシーンで、半沢の出向が伝えられたとき、納得してる自分がいました。
ドラマを楽しみたくて、小説は読まなかったので、ドラマでは細部が語られなかったことをtwitterでも見ましたが、それでも、そうなるだろうことが想像できました。

 

大和田常務との確執がやったことを言及するだけにとどまらず、その人そのものを最後に攻撃していたのが、半沢の弱さだ思えたし、それだからこそ、あの結果になった。
やり過ぎは、やっぱ駄目なんだよね。

 

ぜひ、この物語の続きを読みたくて、今、本を買うかどうかを迷っています。
でも、やっぱり、あのキャストでの半沢直樹というドラマで見たい自分もいます。

 

もう一度、最初から全部みたいな。
DVDとか買っちゃうかも。

 

 小説群はこちら↓

    

 

【Travel】上高地は「神垣内」

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先週、上高地にハイキングに行ってきました。
バスで東京を前日に出て、翌日の5時半ごろ現地につくツアーです。

 

昨年は同じくらいの時期に「尾瀬」に行ったので、今度はちょっと違うところへくらいの軽い気持ちで上高地を選びました。
普段は徹底的な雨女のはずの私でしたが、当日はとてもとてもいい天気でした。

寒いだろうことは覚悟していったのですが、現地について、バスから降りて最初に感じたことは、やっぱり、寒い!でした。
次はもうちょっと、防寒対策に気を使います。

大正池から徐々に奥を目指すコースで歩くことにして、ちょうど日の出と同じくらいの時間に歩き始めました。

最初に驚いたのはその水の綺麗さ。
川や池でこんなに透明な水は見たことがない、というくらい綺麗。
水の中がくっきりみえるのも凄かったのですが、何よりもびっくりしたのは景色が水に映り込む姿。
まるで鏡に映したかのようにくっきり。
目に映る景色も凄かったのですが、スマートフォンで撮った写真ですらそれがくっきり切り取れるということが衝撃的でした。
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大正池から合羽橋辺りまで歩いて、朝ご飯。
途中で買ってきたおにぎりと、売店で買った豚まん。
あまりにも寒かったので、豚まんの温かさと缶コーヒーで一息。

 

周りの人の装備を見るとガッツリ山登りの人たちが多かったので、どうなることやらと思いましたが、ここには私のようにハイキングで来る人と、そこから本格的に山に登る人の両方が混じってるのか、ということに途中で気づきます。

 

朝ご飯のあと、ひたすら、ひたすら歩いて、徳沢にたどり着きます。
ここで昼ご飯。
野沢菜炒飯とおでんで休憩。
普段、歩き馴れていないので、そろそろいろいろなところにガタが出てきます。

 

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でも、景色の美しさと美味しい空気に、気づくと前に向かって歩いている自分がいました。

歩きながらこの景色をもっと、上から見てみたい、と思いましたが、今回は無理。
少し歩き馴れて来年は山を少し登りたいな、と思うようになっていました。
それほど、快晴の上高地は素敵なところでした。

 

山にも登りたいけれど、少し長く滞在して、モノを書くとかそんな過ごし方をしてもいいなと妄想も広がります。

 

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帰ってきて調べたら、もともと「上高地」は「神垣内」と表記されいたそうです。
そう、神がいる場所と言われてもすっとそれが腹に落ちるくらい素敵なところでした。

自然の中を歩く、ということを少し楽しめるようになった自分にちょっと驚きです。

来年の目標は「涸沢」まで登ることになりました。
1年がかりで準備すれば、何とかなるかな?