■近況、、、のようなもの。 -ホットヨガ始めました-

しばらく、いや、だいぶ、長い間、ブログをサボってまして。
書きたいことがなかったわけではなくて、忙しすぎただけです。

ブログを書いてないあいだ、何をやっていたかと言うと、
大学の春季リーグをみに行ったり、
羽生結弦のアイスショーに行ったり、
お花見カーリングのために青森に行ったり、
薩摩川内に龍神NIPPONの紅白戦をみに行ったり、
黒部ダムを見に行ったり、
大阪にNLを見に行ったりしていました。

はい、通常運転です。


変わったことといえば、4月からヨガを始めたことくらいです。
あまりにもひどいぎっくり腰を経験し、このままではいかんと。
長生きするにしても、やりたいことがやれる身体を維持しようと思い始めたわけです。
もともと、見るほうが好きな人なので、続くかどうか、分からなかったのですが、今日で31レッスン目でした。

続いた自分をまずは褒めてあげたいw。

目標はまず、3ヶ月です。
6月末までこのペースで続けられたら、自分へのご褒美を何かあげようと思います。

ヨガに行けない日は歩いています。
1時間くらいで6kmは歩けるようになりました。
普通の生活の中でも、歩くことにあまり抵抗がなくなってきました。
劇的に体重が変わったわけではないのですが、お尻周りの肉が筋肉になりつつあるのを感じています。
そして、身体が軽い!

最近は動かない日が続くと、なんだか、身体が気持ち悪い感じになる、そんなところまでやってきました。
続けることには効果があるんだな、と実感中です。

多趣味で、若い男に貢ぎまくっている身としては、
きっちり稼げる身体、推しを見に行く体力。
この二つがあれば人生が乗り切れる気がしています。

そんな近況。
そしてヨガと同じようにブログも続くといいな。
当面は週に3本くらいが目標です。

頑張ろうっと。

■錦織圭が戻ってきたよ 〜モンテカルロ 3回戦〜

昨日は会社の皆さんとご飯を食べて、ほろ酔いで帰ってきたけれど、まだ、寝るわけにはいきませんでした。
そう、圭くんのATP1000の試合を見たかったから。

怪我から復帰してきて、なかなか彼らしい試合が見れなくて、なんともスッキリしない気分で。

ところがこのツアーの2回戦からの彼は、私が知っていたあのワクワクするプレーを見せてくれる感じが戻ってきたよういに思えました。

そして、セピとの3回戦。
時間が遅れて待ちきれず、うたた寝をしてるうちに、1セットを6-0で取ったようで、目が覚めたら、2セット目に入っていました。
お、今日は早く眠れるのか、と思いきや、期待を裏切らない彼。
私を寝かせてくれる気配がありません。

1セット目とうって変わって2セット目は押されまくる展開に。
私、起きない方が良かった??と思いつつも、夜中に一人でつぶやきながらの観戦。
それでも彼は3セット目に復調して、最終的に勝ち切った姿を見て、安堵。

帰ってたなぁ、とじわじわとこみ上げてきました。

彼も体格に恵まれた選手ではありません。
背の高いビックサーバーとの対戦はいつも、なんだよ、この身長差は!と思っていたりもします。
そういったハンディを乗り越えて、素晴らしいプレーを見せてくれることがいつも嬉しくて。
(もうちょっと、感情を表に出した方が、、、わかりやすいと思わなくもないけど)。

ATP1000で準々決勝。

嬉しいよね。
本当に。

今日ももう一個、勝てるように祈りながら応援します。
ただ、いまはコートに立って、精一杯テニスをしてる姿を見れることに感謝です。

■Last Chapter  -君を追いかけた日々 その8-

ハビやしょーまの演技を落ち着いては見れませんでした。
彼らにもベストパフォーマンスをしてほしいと思う反面、金メダルを逃したくない、という気持ちも当然ありました。

きっと、この日は羽生結弦の日だったんだと思います。
ボストンの世界選手権のフリーの日がハビの日だったように。

もちろん、ハビやしょーまが完璧な演技をしたら、チャンスはあったのかもしれません。
そういう可能性は0ではなかったのでしょう。
でも、あの場の空気は羽生結弦が支配していたような気がぼんやりしていました。

いろんな方が言っていたのですが、他の選手にとって、オリンピックの魔物は羽生結弦という存在だったのかもしれません。

私はネイサンが平昌ではゆづを脅かすライバルになると信じていました。
彼のポテンシャルを考えると金メダルを持っていかれる可能性もある、とも思っていました。
ですが、ネイサンは勝ちを強く意識しすぎたのかもしれません。
アメリカ中が彼に金メダルを取ることを期待していた背景も彼のプレッシャーだったのかもしれません。

大好きだったネイサンのショートプログラムであれを見るのはちょっと辛かったです。
だからこそあの爆発的なフリーが見られたのですが。

このオリンピックの結果だけを見ると、多種類4回転時代はまだ完成していなかったようです。
ハビもゆづもクワドは2種類しか跳びませんでした。
それでもメダルを取ることができたのは、二人がトータルパッケージの選手だったからです。

確かにクワドの本数でTESを稼ぐことはできてもその出来栄えや他のエレメンツが整っていて初めて上位に食い込むことができる、というのが今の現状だったのです。

それをいち早く理解して戦術としてそれを選択したのはオーサーコーチとクリケットというチームだったのでしょう。
これはISUにとっても望ましい結果だったのかもしれませんね。
これから変わるルールを後押しする結果だったようにも見えましたから。

なにはともあれ私たちをあれほどドキドキ、ヒヤヒヤさせた彼はごくごく当たり前のように素晴らしいプログラムを滑りきって、見事66年ぶりのオリンピック連覇を成し遂げたのです。

彼がそのためにどれほど努力してきたのか、
そのためにいろんなものを捨ててきたのだろうことも、
そして、人生をかけた戦いであることも分かった上で、やっぱり、彼は「持っている」人なんだ、と感じました。

本人自身も言っているようにときに努力と結果が結びつかないこともあります。
そういうトップアスリートもたくさん見てきました。

でも、彼はここは勝たなければ、というところで勝ち抜いてきた人ですよね。
もう、これは神がかりとしか言いようがない気もしています。

2012年、ロミオで雄叫びをあげていた彼を見つけてから、長い長い、連覇への道をずっと追いかけてきて、
本当に二つ目の金メダルを取る瞬間を目の前で見れたことは本当に幸せでした。

私はなによりも彼が喜んでいる姿が見たかったから。

だから、彼が金メダルを取れて幸せと言っているのを聞いて、これで一つの物語が終わるのだと感じ始めていたのです。
そう、私の長い追っかけ生活も終わるのかと。

・・・・・でも本人は4Aを跳ぶまで続けるっぽいですし、最近のオーサーのコメントでは次のオリンピックなんて話もちらほらあって、何が起こるかわからないのが、この人の追っかけ人生だったことを再認識しているところです。

もうね、とりあえず、北京貯金するよ。
後から準備したら間に合わないからね。

たとえ、それが無駄になっても、、、でも、するよw。

ありがとう、ゆづ。
幸せな瞬間を共有してくれて。
ありがとう、彼を支えて、ここまで連れてきてくれたたくさんの人に。

ま、要するに、イケメンアスリートを推し続ける旅はまだまだ続くようです。
必要なものは、知力、体力、財力、時の運。

頑張るよ。

■Last Chapter -君を追いかけた日々 その7 -

運命の日。
私はただその場にいました。
オリンピックは特別なものだと思っていたのですが、自分が現地にいるとその感覚が薄れます。
なんか、普通に世界選手権に来てる、くらいの感覚になるようです。
それでもパーク内の賑やかな空気や、どこにでもあるオリンンピックのマークを見ると、ああ、そっか、オリンピックに来たのか、と実感する時もあるのですが。

当日、早めに行けば練習がみれるかもということで朝から並んでいました。
昨日の結果を受けて、連覇の可能性が高くなっていると、ファンも、周りも感じていたのだと思います。

そんな私に友人が、実は足は治ってなくて、そんな状態でリンクに立っていると。
そんなニュースが新聞に載ったことを教えてくれました。
ああ、やはり、という気持ちが一番強かったと思います。
彼が万全だったら、ループにも、ルッツにも挑戦してただろうということ、ショートでサルコウを選んだことも含めて、ある程度、予想はついていたけれど、言葉にされるとそれは重く心にのしかかります。

でも、私は意外と落ち着いた気分でした。
たとえ結果がどうなっても、リンク上で息絶えても、彼は滑り切るつもりなのだろうなと思えました。

見逃しちゃいけない瞬間がきっとやってくる、そう思っていました。

こんなにも他の選手の演技に集中できない観戦は初めてでした。
彼の出番までの時間がとても長く長く感じていました。

6分間練習ではサルコウが決まらなくて、ヒヤヒヤ。
このジャンプがメダルの色を分けるジャンプになると思っていたから。

彼が道を切り開いた真4回転時代。
それでも最終的に彼はソチと同じ種類のクワドは2種類で6本。
本数だけが増えた計算になります。

今シーズンが始まった時に、まさか、彼がこんな戦い方をするとは思っていませんでした。
「らしくない」戦略でもあり、今、この瞬間できうる、最大公約数だったのだと思っています。
だとすれば、その構成できちんと仕上げることが必要になって来ます。
僅差で追ってくるハビやしょーまがいるのもわかっていましたが、彼が落ち着いてやれば大丈夫とどこかで感じていました。

私の心配はどこに行ったの、と思えるくらいSEIMEIは素晴らしい滑り出しでした。
後半の4S3Tが決まった時、ああ、これでメダルは確定したと直感的に感じていました。
でも、後半の4Tがコンビネーションにならなかったのを観て、息をのみ、3Aからのリカバリを観て、これが、羽生結弦だよ、と世界中に叫びたい気分でいっぱいでした。

最後のお散歩ルッツ。
軸が曲がったのが見えて、まずい、と言葉に出たような気がします(はっきりは覚えてないけど)。
かろうじで堪えたのを見て、やっぱり持ってる、と感じていました。
こんな状態でも転ばないなんて。

彼が最後のステップに入った時、このまま走りきれば金メダルが取れる、と頭をよぎりました。
もう私の頭の中で採点の見積もりが始まっていました。
このフリーが何点になるのか、追いかけてくる彼らがどの程度積み上げたら彼に届くのか、と。

フィニッシュポーズの後、彼が雄叫びをあげたのを見て、彼は勝ったと確信してるんだろうな、と思えました。
計算が得意な彼のことだから、全部が頭をよぎったに違いがありません。

全てが報われた瞬間がそこにはありました。
リンクの上に降り注ぐ、プーの嵐は彼がやり遂げたことの証明のようにも見えて。
私は泣くのだと思っていました。
きっと、この瞬間は泣くのだと。

でも、私はカメラを抱えながら、ただ微笑んで彼が噛みしめるその瞬間を追いかけていました。
誇らしげに観客に挨拶をする姿を。
やりきった素晴らしい笑顔で。

つづく(終わらないw)。

■Last Chapter -君を追いかけた日々 その6 -

練習風景が映像で流れるのを見て、ああ、決して状態は良くないんだな、と感じていました。
彼がループも、ルッツも跳んでいないという事実に少し心が揺さぶられていました。
彼は圧倒的に、完璧な演技をしてふたつ目のメダルを取りたかったはずだから。
前回の棚ぼたみたいな金メダルではなく、ちゃんと自分の手でそのメダルを掴みたかったのだろうとそれまでの発言を聞いていて感じていたので。

もちろん、私たちはよく知っています。
彼がSPもFSも完璧に滑ったなら、ループも、ルッツもなくても彼は勝てるのだと。2017-2018シーズンが終わった今でも、330点を超えた選手はいません。
それが彼の強みです。

羽生結弦はトータルパッケージの選手です。
美しいジャンプも、キレのあるスピンも、一歩であっという間にリンクを横切れるスケーティング技術も彼は持っています。
だから、彼にはループも、ルッツもなくても他の選手に勝てるチャンスはありました。でも、それは彼の流儀に反するのだとなんとなく感じていました。
持てるものは出し尽くす。出し惜しみはしないと常々、言葉にしてきた彼ですから。

そんな彼が練習でループも、ルッツも跳ばない。(ループは最後に少し跳んでいたようですが)
何を意味するかはファンには分かります。
跳ぶことの方がリスクが高い状態なんだな、と。

この時ほど、今年のプログラムがバラ一と、SEIMEIでよかったと思った瞬間はありませんでした。

シーズンが始まる時、やっぱりひとつくらいは新しいプログラムを見たかったな、と思っていた自分がいました。
もしかしたら、最後になるかもしれないシーズンだったから、余計に。
彼にタンゴとか、新しいジャンルにも挑戦して欲しかったし、カルミナみたいな壮大なプロも見たかった。
だけど、彼の選択は、この未来を見越していたかのように正しかったのです。

身体から音楽が出ているのではないかと思えるくらい音楽と一体化したバラ一。
全ての音に無駄がなく彼らしさが存分に見せられるSEIMEI。
この二つのプログラムは手負いの彼を助けてくれる、そう確信していました。

ショートプログラムのその日。
6分間練習のためにリンクサイドに出てきた彼はとてもとても穏やかで静かでした。
このオリンピックを通じてずっと彼はそんな雰囲気だったと思います。
私は目の前で滑っている彼を見ながら、ただ祈っていました。
何事もなく、無事に、滑りきれますように!と。

会場は彼が出てきたことで熱気に包まれていました。
ジャンプが決まるごとに大きな拍手が湧き、全てのジャンプが決まった時には会場が動くのではないかというぐらいの拍手が響いていました。

彼のプログラムは恐ろしく攻撃的です。
彼があっさりとやってのけるので、その難しさを感じなくなっていますが。
3Aと4T3Tは後半に跳んで、しかもコンボは一番最後です。
失敗したらリカバリできるチャンスはないのです。
そうやってギリギリまで技術点を稼ぎ、完成度でGOEを稼ぐのが彼の作戦です。
(見てる方は心臓がいくつあっても足りません。いつもジャンプが終わるまで息ができません)

 

彼が完璧にそのプログラムを滑り終えた時、会場は日の丸とゆづるバナーで埋め尽くされ、ありとあらゆる方向からプーが投げ込まれている様子を私は必死でカメラにとらえようとしていました。

彼はこの瞬間も静かでした。

その結果を静かに受け止めているそんな感じで。

私は呆然とその様子を見ながら、「強いわ、ホント」と唸るしかありませんでした。
怪我をして、復帰第一線がオリンピックで、非の打ち所のないショートプログラムを滑り切る、ってどんだけメンタル強いの、と。
決してマネのできないその強さが私が彼をに惹かれる大きな理由の一つではありますが、もう、それは人間のすることじゃないわ。
(よい子は真似しないでください、テロップを出したい気分でしたよw)

PBには及ばなくても111点台は彼にしか見たことのない領域の点数。
余裕ではないけれど、他の選手より、一歩前に出れる得点。
そのあとのネイサンが魔物に捉えられるのを見つつ、彼がフリーでどんな戦略で戦うのか、そればかりが頭の中をよぎっていました。