【Myself】時間によって熟成されるもの

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金曜日の夜、とても懐かしい人たちと一緒に飲んでいました。
だいたい、10年くらい前から数年にわたり同じプロジェクトで仕事をしていた人たちです。
同じ会社の人でもなく、同じ目的に向かって進んでいた仲間でした。


そのプロジェクトそのものはとっても大変なプロジェクトだったので、
仕事上のあらゆる辛さはそこで学んだといってもいいほどのモノでした。

そこから離れてしばらくたってから、仲間に会って、不思議なほど、さらに距離感が縮まっていることに驚かされました。

実際に、プロジェクトの中にいたときは、あまりに真剣だったので、衝突することも、上手く行かずに口論になることも、お互いに対してもしかしたら、納得の行かない憤りを感じていた場面もあったのかもしれないと思ったりもするのですが、それすらも懐かしい思い出として、ひとつの形になって、自分や、仲間の心に中に何かを残しているようで、それがとても新鮮でした。

私自身、そのプロジェクトから学んだことは本当に、本当に、たくさんあります。
その中のひとつは、大事にすべきは「人」である、という当たり前のことでした。

 

IT業界で働いていると、新しい技術とか、仕組みとか、そんなものに振り回されがちなのですが、プロジェクトを動かす原動力はやっぱり「人」です。
そして、何よりも計算できないのも「人」だったりするのです。

 

そして、その「人」は最後は自分の財産になります。
苦しい経験を一緒にした人であればなおさら。


いつも以上に飲み過ぎたのは、そんな人たちと、昔のことを懐かしく語り合って、
そのことをまた思い出したから。

やっぱり人とかかわることって、自分に新しい何かをもたらす化学反応であることを実感するのでした。

出会いに感謝します。
そして、そのつながりを簡単に維持することができるツールに出会えたことに感謝します。