■旅立ちの季節 2 -ありがとう、ダイス-
そして、もう一つの旅立ち。
フィギュアスケーターの村上大介さんがYoutubeで引退を表明したこと。
お疲れ、ダイス。ダイスの優しくて、温かいスケートが大好きだったよ。また、どこかで見せてね。-"マエケン似”のフィギュア村上大介が引退発表「すごく難しい判断だったけど」/スポーツ/デイリースポーツ online https://t.co/hZ67EBPxkv
— Seria (@seria) 2018年6月14日
確かに予感はありました。
オリンピックの後はこういう話が続きます。
あと、4年、未来を目指して頑張るのか?を決めなければいけないタイミングですからね。
北京を目指すのか、そうじゃないのか。
ダイスは次のステージに行く決意をしたのだと思います。
ツイッターでも書いたけど、彼の印象はNHK杯で天国と地獄を味わった人。
羽生結弦が表彰台のトップに立った2012年のNHK杯で彼は怪我をして、滑りきることができずにリンクを去りました。
肩を抑えた辛そうなその姿は今も思い出せる。
そして、2014年、彼はそのNHK杯で表彰台のトップにたちました。
涙を浮かべながら。
中国杯の事故の後の羽生結弦と奇しくも同じ舞台に立って、今度は彼が表彰台のてっぺんに立つことになったのです。
現地で見てた彼の演技は本当に素晴らしいものでした。
今も彼のベストパフォーマンスのひとつだったと信じています。
彼のスケートは優しくて、温かかくて私は大好きでした。
見てる人をふわっと包むようなパフォーマンスが特徴で。
平昌オリンピックを目指した彼だったけれど、またもや怪我に泣かされ、オリンピック代表にはなれませんでした。
自分でスポンサーを探し、目指した目標だったけれど、一歩届かなくて。
いつもこういうアスリートを見てて思うのは、ひとつの夢が叶わなくても人生が続いて行くという事実。
普通の人と違って、競技を引退すると今までとは別の人生を模索して、歩いていかなきゃいけなくて。
もちろん、そういうことも考えて進んできているのでしょうけれど、その舵を切る瞬間はきっと身を切られるような思いなんだろうな、と感じました。
私はただ彼の新しい道に光がさすように祈ることしかできません。
素晴らしいパフォーマンスをたくさん見せてくれてありがとう。
また、どこかでその滑っている姿が見られたら、幸せです。
彼からのビデオメッセージを貼っておきます。
こういうことを直接、伝えられるいい時代になりましたね。