【スポーツ】生・羽生結弦にKnock out! -Dreams on ice 2012 in Shinyokohama Skate Center-

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自宅から、約2時間かけて新横浜のスケートセンターに行ってきました。
「生」羽生くんを見るためです。

何か「王子っぽい」スケーターがいるな、と気になり始めたのは、
2011年の後半でした。
もともと、フィギュアスケートを見るのは好きでしたしたが、
彼の演技を見て、彼が気になり始めたというよりは、震災の特集を見て、
「被災したスケーター」がいるということを知って、
どんな選手なのかな〜と思ったことがきっかけでした。

あどけない表情の残る16歳。
でもインタビューでの受け答えを見ると、ものすごく大人びているという印象でした。

そんな私がどっぷりはまったのは、世界選手権のフリーの演技。
何とも言えない引力に引き込まれ、何度、あの演技をyoutubeや、ニコニコ動画で、
見たか分からないほどになりました。(下記、記事を参照)

 

■【スポーツ】人の心を震わせるもの  

■【Social】ニコニコ動画のある日々 


ま、そうなれば、よくあるケース。
生で見てみたくなりますよね。

でも、いろいろ調べてみると、アイスショーのチケットって高いんですね。
特に、アリーナ席のチケットは2万近くが相場らしく、びっくり。
そういう世界なんだな〜、と。

そんな風にぐずぐずしている間にDOIのチケットは売り切れたらしいと聞いて、
残念な気分やら、散財しなくてよかったとほっとした気分になったり。

でも、運命の神様はちゃんとご存知。
私がどんだけ、羽生くんに会いたいと思っていたかを。

そして、酔っぱらって帰って来たある日のこと。
YahooオークションでDOIのアリーナ席をポチっとしてしまったのです。
酒の力を借りられないと告白できない、草食男子のようですw。
手元にチケットが届いてだんだん、臨場感が増します。

ああ、あの結弦くんに会える、と。

当日までの私はまるで初デートを迎える気分。
妙に落ち着かないし。
前日からショーがあるのをしって、Twitterとか、mixiで情報収集。
とくに16日(土)昼講演でジャンプがまったく決まらなかったらしく、
結弦くんが土下座をしてたらしい、と聞いて、さらに心配に。

でも、オープニングで現れた結弦くんの元気そうな姿を見て、ほっと。
4Tは決まりませんでしたが、ほぼ目の前で跳んでいたので、
その迫力に圧倒されました。

どんなスポーツでもそうだと思うのですが、テレビと、生は違う。
人が目の前で躍動する姿はやっぱり、感動的です。

今まであまりよく知らなかった若いスケーターにも、
新しい興味が沸いたり、散財しても楽しめる、と思っていました。

ショーの第二部に結弦くんが登場。
テンションががーっと上がります。
衣装は、こんな感じ↓

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「Hello,I Love You」という曲のアレンジを使ったEXを披露。

なんと言うか、俺様ぶり発揮。
昼と違って、ジャンプも決まっていたし、ステップもキレキレ。
「こっちを見て!」というプログラムに結弦ファンはみんなKnock outだったと思う。投げキッスまで披露し、最後は脱いだTシャツを客席に投げるところまで演出。
ああ、近くに飛んでくればいいのに、と思っていました。

本当に彼はアスリートであることと、パフォーマーであることのバランスのいい選手なんですね、きっと。

そんな中、心臓がどうなるかと思うくらいどっきどっきしたことがありました。
自分が座っていた席からほんのちょっとしか離れていない関係者席に、
ほんの少しの間でしたが、結弦くんが小塚くんとかが談笑しながら座っていたのです。
一瞬、自分の目を疑いました。あれ、っと。
でも首元には、結弦くんのトレードマークのネックレスが。
あああ、本物だ〜。

もう、そこからは今、演技している人には申し訳ないのですが、
まったく、そっちに集中できず、ちらちらとそちらを見ていました。

その距離5M未満。
ああ、駆け寄れば近づける・・・いや、そういう問題じゃない、と自分に言い聞かせましたがw。
何だか背が伸びているような印象を受けました。
そして、やっぱり、手足も首も長い。
小塚くんとどんな話をしていたのかな〜、は今も気になっています。

もちろん、結弦くんの演技にやられた私でしたが、
その日は高橋くんもパトリックちゃんも安藤さんも、
とっても素敵な演技を見せてくれました。
ああ、フィギュアって生もいい、と終る頃には、
中毒度がさらに増している自分に気付くわけです。

取れるかどうか分からないけど、NHK杯にも、日本選手権も行きたい。
・・・もう、稼ぐしかないな、と心に誓う私でした。

フィナーレでジャンプが成功して、大ちゃんとハイタッチしている結弦くん。
最後までみんなに手を振って答えている姿をぼんやり見ながら、
2時間のショーが終って行くのが、とっても寂しい気持ちでした。

長い長い帰り道。
ふと、考えたこと。

 

少年が大人の男に育って行くその過程を見ているのって、
なんてワクワクして楽しいんだろう、ということ。
中年女子がジャニーズとか、韓流とか、の若い男にはまるのって、
そういうことだったんだと納得。
数ヶ月前まで、あどけなさの残る少年らしさが特徴だったはずの彼が、
すっかり大人の階段を昇っていることを、目の前で見ることが、こんなに楽しいことだとは。
どこまで昇りつめてくれるのか、これは見て行くしかないぞ、と思うわけで。

 

少年って罪作りだよね。