【Drama】八重の桜 - 激動の時代の生き抜き方
10本ほどたまっていた「八重の桜」を昨日からまとめて見ていた。
やっと、9日分の放送にたどり着いた。
最新の3本くらいは本当に涙なしでは見れない構成になっている。
時代劇が大好きな私は幕末に関する本はたくさん読んだし、ドラマもたくさん見た。
その見え方は、誰の立場に立つかによって違ってみる。
歴史は不思議なもので、正しさというものはない。
そのとき、力で、もしくは策略により生き残り、次の時代を作ったものが、歴史を自分たちの都合のよいように書き換える。
残っている史実がすべてとは限らない。
会津からみた歴史。
負けた側にも「義」はある。
そして、何かを信じて、生きてきただけの人々。
ふと、感じるのは、日本人の生き方は変わっていないのだな、ということ。
ゲームに勝つのは、ルールを守って来た人は限らない。
時代が動くとき、ルールも変わっていく。
それを見て、機敏に動けた人が生き残る、のが歴史の常。
会津はまじめ過ぎた。
新しい時代を作る人から見たら、思いが強すぎた。
それは、恐れるにたる生き様だったのだろう。
そんなメッセージをこの「八重の桜」から感じている。
生き残るためには思いの強さだけでは足りないのだろう。
機敏に期を見て、生きる道を選ぶこと、それも重要なのだと思う。
桜の散り際の美しさは私も好きだ。
だけれど、自ら散る選択は、悲しみしか残らない。
歴史から学び、何を選び取るか。
何を自分の「核」とするか。
じっくり考えたいと、そう思える、ドラマ。
「八重」がこれから、どんな生き様を見せてくれるのか、最後まで見続けたいと思う。